道立視覚障がい寄宿舎

道立視覚障がい寄宿舎

工事名道立視覚障がい教育センター校寄宿舎棟新築工事(3工区)
発注者北海道教育委員会
施工者中山組
施工場所札幌市中央区
工  期平成25年7月30日~平成26年11月10日


工事概要

敷地面積 25,867.55㎡
     建築面積 300.12㎡(3工区) 1,299.38㎡(寄宿舎棟全体)
     延床面積 856.13㎡(3工区) 2,960.74㎡(寄宿舎棟全体)
     構造規模 鉄筋コンクリート造3階建て
     高  さ 最高高さ11.0m  軒高10.4m

8月5日私たち取材班が向かったのは、札幌市中央区南14西12に建設中の道立視覚障がい寄宿舎の現場です。この現場は、昨年7月に1期工事として校舎棟1~3工区・寄宿舎棟1~3工区・専攻科棟の7箇所が発注され、当社は寄宿舎棟のひとつ(3工区)を施工しています。今年7月には2期工事として体育館棟・理療研修センター棟の2箇所が発注され、寄宿舎棟のすぐ隣に位置する体育館棟の工事も当社が受注し工事が始まっていました。

この施設は、幼稚園児から高校生まで視覚に障害を持った子供達が学ぶための学校であり、全道各地からの希望者を受け入れるため、自宅からの通学が困難な子供達のための宿泊施設として寄宿舎棟を建設しているそうです。

この現場は、各棟各工区ごとに施工者が違うため、あらゆる面で他社との協力そしてお互いの配慮が必要とのことでした。例えば、重機の搬入について、毎朝各社の所長さんが集まり翌日の計画の打ち合わせをするという作業はかかせないそうです。その他にも、地域貢献のアイディアを出し合い、1週間ごとに各社の持ち回りで現場外周の清掃を行ったり、クリスマス時期には車や歩行者の多い通りに面した部分をライトアップしたり、雪の多い時期には各社が協力して周辺道路の除雪も行ったそうです。

外観の完成予想図

真ん中に簡単な仕切りがあり2人部屋になっています。(3工区は全て2人部屋ですが、別工区には1人部屋もあるそうです)

当社施工の3工区には女子用の大浴場があります。(男子用は別工区にあるそうです)

取材当日は、時折雨が降り気温だけではなく湿度も高い一日でした。20名程度の作業員の方たちが現場に入り、内装工事・塗装工事・左官工事・タイル工事を行っていました。工事進捗率は80%程ということで、残る3ヶ月で家具の設置・床仕上げ工事・浴室工事、そして外構工事(中庭の整備)を行い10月中には完成とのことでした。

まだまだ厳しい暑さが続きますので、体調管理にはくれぐれも気をつけて下さい。お忙しい中取材に協力して下さいました前田所長、田中さんはじめ作業員のみなさんありがとうございました。

左から田中裕介さん、前田所長