中山社長の現場視察NO.195 幌加内用水路東栄南外→幌加内用水路高台線外→尾白利加ダム補修

中山社長の現場視察NO.195 幌加内用水路東栄南外→幌加内用水路高台線外→尾白利加ダム補修

令和4年10月14日、中山社長の現場訪問が行われました。今回は「幌加内用水路東栄南外」「幌加内用水路高台線外」「尾白利加ダム補修」の土木3現場を訪問され、現場取材として同行させていただきました。各現場担当の方々にはお忙しいところ丁寧に対応していただきありがとうございました。
(滝川総務部 宮森)

※各現場で集合写真撮影時のみマスクを外しております。

幌加内用水路東栄南
工事名称:幌加内地区 幌加内幹線用水路東栄南工区外一連工事
施工場所:雨竜郡幌加内町
施工期間:R4.4.28-R5.3.22
現場担当者:松永 諒太、佐藤 裕太

最初に向かったのは、「幌加内用水路東栄南外」です。こちらは農業用水の安定供給を図るため、劣化した用水路の改修・整備を目的とした工事です。現場事務所にて松永所長にお話を伺ってから現場へと向かいました。落水から約1ヵ月後の訪問となり、本体工事も本格化し、この日はコンクリートフリュームを450mにわたって設置する作業が行われていました。こちらのフリュームは千歳から運搬していて、11tもの重さがあり、積載制限を超えてしまうためトラック一台につき1個しか積むことができないそうです。そのため、作業を待つトラックが順次待機しており、長距離運搬での事故や作業に遅延が出ないよう協力業者の方々ともしっかり連携を取りながら施工されているようでした。
幌加内は積雪も多く、今後は厳しい環境下での仕上げになると思いますが、無事故・無災害で工期を終えられるよう願っています。お忙しい中、時間を割いて対応していただきありがとうございました。


幌加内用水路高台線外
工事名称:幌加内地区 幌加内幹線用水路高台線工区外一連工事
施工場所:雨竜郡幌加内町
施工期間:R4.6.8-R5.2.28
現場担当者:春木 康平、澤田 惇史、塩田 太樹

2番目に向かった現場は、「幌加内用水路高台線外」です。こちらも最初に伺った現場と同様に古い用水路の改修・整備を目的とした工事です。施工地が先ほどの現場から近かったため、事務所には寄らずに直接現場へ向かいました。こちらも訪問時は落水後で、既設用水路の撤去・掘削と進められ、基礎になる部分の施工とクローラークレーンによるコンクリートフリュームの設置作業が並行して行われていました。施工延長が610mと長く、道幅が狭い場所での重機施工がメインとなるため、緊急時警報システムを利用して常時風向きや風速を把握しながらクレーンの転倒災害防止に努めているそうです。また、案内していただく最中に横を通る時も、施工側とは反対の通路にもかかわらず作業を一時中断して安全に十分配慮しながら通してくださり、普段から人身・重機同士の接触事故防止にも慎重に努めている様子がうかがえました。
これから冬へ向かい、厳しい寒さの中での施工になると思いますが、最後まで事故なく早期完了できるよう願っています。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。


尾白利加ダム補修
工事名称:新雨竜二期地区 尾白利加ダム余水吐放水路部補修工事
施工場所:雨竜郡雨竜町
施工期間:R4.8.25-R5.3.22
現場担当者:川西 耕太、澤田 惇史

最後に向かった現場は、雨竜町の「尾白利加ダム補修」です。こちらは、暑寒山麓を源とする尾白利加川を堰き止めて造られた農業用ダムの余水吐放水路部の補修を行う工事です。尾白利加ダムは、別名 暑寒ダムとも呼ばれており、4月下旬の通水式から9月上旬の断水式までの間、町内約3,000haの農耕地に農業用水を供給しています。この日は現場を見ることはできませんでしたが、事務所にて川西所長にお話を伺いました。すでに渇水期に入っており、作業も開始されて準備が進められていますが、本格的に工事が始まるのは11月に入ってからになるそうで、他にはフェンスの取り付け作業などの付帯工事も行うそうです。完全に冬場の施工になるとのことでしたが、体調にお気をつけて無事に竣工を迎えられることを願っています。お忙しい中対応していただきありがとうございました。