中山社長の現場視察No.204 日高幌内川渓流保全→日高町パンケヌシ林道

中山社長の現場視察No.204 日高幌内川渓流保全→日高町パンケヌシ林道

 令和5年7月20日、中山社長の現場視察が行われました。今回は「日高幌内川渓流保全」「日高町パンケヌシ林道」土木2現場を視察され、現場取材として同行させて頂きました。各現場の方々には本当に丁寧に対応していただきました。ありがとうございました。
(総務部 木村志穂)

日高幌内川渓流保全
工事名称:厚真川水系日高幌内川渓流保全工事
施工場所:勇払郡厚真町
施工期間:R4.4.21~R6.3.22
現場担当者:今野 崇志、松田 勝則

 本社を出発して最初に訪れたのは、「日高幌内川渓流保全」の現場です。平成30年北海道胆振東部地震により、大規模な河道閉塞の被害を受けた厚真川水系日高幌内川の本河川復旧、渓流保全の工事になります。災害復旧で新しく川を創るという特殊な工事ということで、全国から多くの視察の方が来るなど、注目の集まる工事となっております。現場に向かう際、車から目に入る情景は、5年が経過した今でも崩れた山や倒木が多く、改めて災害の被害の大きさ重さを肌で感じました。こちらは昨年の4月から施工が開始されていますが、計画性のある施工により進捗状況も現在80%を超え、11月頃には河川が全面開通できるようです。
 施工地は山奥のため現場付近では、3日間連続で熊が出ているというお話もお聞きしました。これからさらに気温も上がりますので、周囲環境にも体調にも気を付けて竣工を迎えていただきたいです。現場の方々には本当に丁寧に対応していただきました。ありがとうございました。


日高町パンケヌシ林道
工事名称:パンケヌシ林道災害復旧工事
施工場所:沙流郡日高町
施工期間:R5.5.24~R6.2.29
現場担当者:本多 無我

 厚真町から離れ、続いて訪問したのは、「日高町パンケヌシ林道」の現場です。こちらは、雨により流されてしまった林道に、擁壁を立て復旧する工事になります。崩れた林道の下に日高町の水源があり、水源を避けるよう擁壁を施工していきます。山の奥にある現場事務所から、さらに細い道を奥に進んだところに現場がありました。現場に到着した時は掘削作業が行われており、間近で見せていただくことができました。林道の先へ行く道が他にないため、復旧した林道を心待ちにしている企業様もいるようです。また、中山社長が来るということで㈱笹田組の笹田社長様が現場に足を運んで下さり、ご歓談されていました。
 山奥での現場ですので、常に厳しい自然と隣り合わせの作業であると思いますが、冬を乗り越え無事故無災害で来年の竣工を迎えられることを願っています。現場所長の本多さん、お忙しい中ご協力していただき、ありがとうございました。