中山社長の現場視察NO.147 カナモト深川→雨竜5丁目西3号南ほ場→雨竜停車場線工区ほ場→雨竜新生二丁目線ほ場→北海幹線茶志内美唄

中山社長の現場視察NO.147 カナモト深川→雨竜5丁目西3号南ほ場→雨竜停車場線工区ほ場→雨竜新生二丁目線ほ場→北海幹線茶志内美唄

令和元年7月12日、中山社長の現場訪問が行われました。今回は「カナモト深川」、「雨竜新生二丁目線ほ場」、「雨竜5丁目西3号ほ場」、「雨竜停車場線工区ほ場」、「北海幹線茶志内美唄」の建築1現場、土木4現場を訪問され、現場取材として同行させていただきました。当日はあいにくの曇り空で社長も天候を心配されていましたが、雨にあたることなく全ての現場をまわることができました。各現場担当の方々にはお忙しい中、時間を割いて対応していただきありがとうございました。

(滝川総務部 宮森 彩衣果)

(カナモト深川)
工事名称:株式会社カナモト 深川営業所事務所・倉庫建替え工事
施工場所:深川市
施工期間:H31.3.28-R1.11.30
現場担当者:高澤 宏樹、葛西 亮輔

最初に向かったのは、今訪問唯一の建築現場になる「カナモト深川」です。
こちらは、当社でも大変お世話になっている株式会社カナモト様の深川営業所 事務所・倉庫の建替え工事です。鉄骨造 一部2階建ての建物で、建築面積は588.85㎡で、骨組みだけ見ても大きな建物であることがうかがえました。
訪問時は主な鉄骨の組立はほぼ完了していて、腰壁の鉄筋組立や土間部型枠取付、排水溝底盤のコンクリート打設、給排水の掘削工事などが行われていました。営業所内は現在も稼働しており、搬出入車両は時間帯をずらしての計画となる為、早朝等の搬入立ち合いや交通整理に奔走しつつ、周囲の安全管理に努めているそうです。進捗率は60.5%と全体工程より一週間ほど早く、順調に進んでいるとのことです。
外構工事の設計変更に伴い、敷地内にある現場事務所を撤去・移転しなければならないことなどこの先の課題もありますが、設計施工受注ということもあり、建物使用に際して不便を感じることなく使っていただけるよう施主様とひとつひとつ確認し合いながら、これからも取り組んでいきたいとお話しして下さいました。
まだしばらく暑い日が続きそうですが、体調管理には十分お気を付けて頑張って下さい。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。


雨竜5丁目西3号南ほ場
工事名称:雨竜暑寒地区 五丁目西三号線南工区区画整理工事
施工場所:雨竜郡雨竜町
施工期間:H31.2.20-R2.2.13
現場担当者:中村 一成、前田 勇己、平野 拓斗

次に向かったのは同じく雨竜町の現場で「雨竜5丁目西3号南ほ場」です。
現場事務所へは寄らずに直接施工場所まで行くことになり、近くに差し掛かると道路を挟んで隣にある雨竜停車場線工区ほ場の施工に当たっている廣木所長と辻本さんが分かりやすいように入り口に立って迎えてくれました。まもなく、現場担当の中村所長や前田さん、平野さんも作業の手を止め、急いで駆けつけてくれました。
こちらも農業用地の区画整理・基盤整備工事で1工区と2工区に分かれており、工種は整地工、暗渠排水工、農道工、支線用水路工、ほ場内用・排水路工となっています。訪問時は幅広畦畔仕上・基盤盛土、土工整形などの作業を行っていました。
こちらの現場は、造成するほ場の高低差が大きく、横断測量など従来通りの測量では田面高決定に係る事前計画を立てるのに、非常に苦労すると思いUAVによる起工測量を活用されたそうです。点群データの精度については、いろいろな情報が錯綜しており、賛否両論ありますが、当現場では有効的に活用できていると中村所長がお話しして下さいました。
また、ICT建機も積極的に活用し、田差のあるほ場界の法面整形作業、ほ場面の整地作業、暗渠排水の掘削作業など多種にわたり情報化施工に取り組むなど、円滑に工事を進められるよう新たな技術を取り入れながら努力されている様子がうかがえました。
今年は好天候で現場は順調な反面、雨天休み等がないので職員の時間外管理が難しいことや、造成する基盤に巨石や石礫が多く混じっており、暗渠排水施工後の手作業での石拾いに時間がかかることなど、今後の課題も多いそうです。
一昨年に中村所長の現場に伺った時は雨の日が多く、進捗に影響がでるのではないかと心配されていたことをお話を聞いて思い出しました。天候に左右されながらの施工は本当に大変なことと思いますが、無事に完成を迎えられるよう願っています。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。


雨竜停車場線工区ほ場
工事名称:雨竜暑寒地区 停車場線工区区画整理工事
施工場所:雨竜郡雨竜町
施工期間:H31.3.25-R2.1.17
現場担当者:廣木亜央、辻本昌平

次の現場は「雨竜停車場線工区ほ場」ですが、隣接工区でもある先ほどの雨竜5丁目西3号南ほ場の現場の方へ来ていただいて一緒にお話を伺ったため、残念ながら現場の様子は拝見することが出来ませんでした。
こちらも同じくほ場の整備区画整理工事で、主な工種は、整地工 13.6ha、暗渠排水工 12.6ha、農道工4,195m、支線用水路工 1,105m、用水路工1,825m、排水路工 2,440mと多岐に渡ります。
施行地である雨竜暑寒地区の農地は、小区画のため排水不良などが起きやすいことや高齢化による人手不足などにより耕作放棄地が増加傾向にあるそうです。こちらの工事はこのような農地を整備して再編し、新たな担い手への農地の利用集積を進めることにより、耕作放棄地の解消・発生を防ぎ、生産性の向上・優良農地の確保を図ることを目的としています。
ほ場とほ場の高低差が1m以上あるところがほとんどであり、低い方のほ場に水がにじんでくる傾向があり、そのような箇所に湧水処理工を随時変更として施工していかなければならないなど、設計変更も多いため、資材調整や発注者・センター・各地先との打合せをその都度行う必要があり、調整に大変苦労しているそうですが、進捗率は40%と順調に進んでいるそうです。
今後は、暗渠排水工施工後の石拾いを10月下旬までに行なわなければならず、人員・機械の確保のため下請け業者との打合せを密に行いながら取り組んでいきたいとお話しして下さいました。
ひとつひとつ手で取り除く地道な作業は本当に大変だと思いますが、体調にお気を付けて、無事に完成を迎えられるよう願っています。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。


雨竜新生二丁目線ほ場
工事名称:雨竜暑寒地区 新生二丁目線工区区画整理工事
施工場所:雨竜郡雨竜町
施工期間:H31.4.1-R2.2.10
現場担当者:前野 寛人、植田 和紀

次に向かったのは「雨竜新生二丁目線ほ場」の現場です。
こちらは、雨竜暑寒地区において農業生産の向上と安定を目的としたほ場の区画整理工事で、整地工21.87ha、暗渠排水工20.99ha、農道工4224m、用水路工1442m、排水路工 2530mと多岐に渡り施工します。
まず現場事務所にて説明を受け、現場へ向かいました。現場はブルドーザーやバックホウなどの重機が絶えず稼働しており、また、各社の工事が隣接していることもあり、近隣住民の方への安全対策や騒音・振動などに配慮しながら工事を進めているそうです。
今年は気温の高い日が続き、雨が少ないので作業員さんの熱中症対策にも留意しながら取り組んでいると前野所長がお話しして下さいました。
これからさらに暑さも増してきますが、体調にお気を付けて無事故・無災害で工期を終えられるように願っています。お忙しい中、時間を割いて対応していただきありがとうございました。


北海幹線茶志内美唄
工事名称:北海地区 北海幹線用水路茶志内美唄工区工事
施工場所:空知郡奈井江町
施工期間:H31.4.1-R2.3.19
現場担当者:佐藤 聡也、澤田 惇史、柴田 春

雨竜町から45分ほどかけて移動し、最後に向かったのは「北海幹線茶志内美唄」の現場です。
こちらは国営かんがい排水事業北海地区の事業計画に基づき古い用水路の改修・整備を行うことで、水環境の保全・再生を図り、農業用水の安定的な供給や生産性の向上を目的とした工事です。施工延長L≒442mの場所打ちフルーム水路(B=13.00m H=2.60m)の用水路本体工事と前年度施工完了した箇所のL≒1330m区間の防護柵ならびに管理用道路の附帯工事を施工します。
現場訪問時は、ブロックの設置・フェンスの取付作業などの付帯工事を行っていました。
用水路本体工事は9月1日の落水後の施工となるそうです。冬期施工もあるので、無事故無災害で少しでも早い竣工をめざし現場管理を行っていきたいと佐藤所長がお話しして下さいました。
本体工事を控え、安全管理にはより一層気が抜けない日々が続くと思いますが、無事に竣工を迎えられるよう願っています。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。