中山社長の現場視察NO.141 滝川ふれあいの里改修→妹背牛橋A1橋台→赤平橋下部工解体

中山社長の現場視察NO.141 滝川ふれあいの里改修→妹背牛橋A1橋台→赤平橋下部工解体

平成30年11月8日、中山社長の現場視察が行われました。今回は「滝川ふれあいの里改修」、「妹背牛橋A1橋台」、「赤平橋下部工解体」の建築1現場、土木2現場を訪問され、現場取材として同行させていただきました。当日はあいにくの曇り空で最後の現場では少々雨にあたりましたが、そのような中でも各現場担当の方々には丁寧に対応していただきました。お忙しいところ、ご協力ありがとうございました。
(滝川総務部 宮森 彩衣果)

滝川ふれあいの里改修
工事名称:滝川ふれあいの里改修工事
施工場所:滝川市
施工期間:H30.10.1-H30.11.30
現場担当者:瀬戸 規文、長谷川 雄一、前田 浩一

最初に向かったのは、「滝川ふれあいの里改修」です。
こちらは平成7年に当社で施工した滝川市にある温泉施設 ふれあいの里(鉄筋コンクリート造2階建て4,709m2の1階部分の改修工事になります。
この工事は工期が2ヶ月と短く、そのうえ最初の1ヶ月間は営業しながらの改修で、夜間や仮設間仕切りを設置して区分けしながらの作業となり、昨今の作業員不足のなか厳しい工期で作業員の確保や制作物の納期確保に大変苦労されたそうです。また、建設当時の設計図データがほとんど無く、現地で測りながら施工図を描くのに時間を費やしたそうです。
現場へ向かうと作業が急ピッチで進められていました。今回の改修では飲食コーナーやドリンクコーナー・フロント周り・事務室・休憩所のリニューアルと、浴槽の撤去・休憩スペースの設置・サウナの改修や露天風呂の改修を行います。改修後は男女の浴室が以前とは反対になり、女性の方には脱衣所からそのまま入れる岩盤浴室が新たに設置されるそうです。オープンは12月1日の予定となっています。
短い期間での施工は本当に大変なことと思いますが、憩いの場として滝川で長く親しまれているこちらの温泉施設はたくさんの方が心待ちにされていると思いますので、工期まであともう少し、最後まで事故なく無事に竣工を迎えられることを願っています。
お忙しいところ時間を割いて対応していただき、ありがとうございました。


妹背牛橋A1橋台
工事名称:増毛稲田線 防B地方道工事2工区
施工場所:雨竜郡妹背牛町
施工期間:H30.6.1-H31.3.20
現場担当者:伊藤 大輔、中村 一成

次に向かったのは「妹背牛橋A1橋台」です。工事内容は主に橋台工(箱式橋台N=1基)、
場所打杭工(φ1200mm、L=8.5m、N=30本)、護岸工(大型連節ブロックA=1,281m)、腹付盛土(V=7,500m3 法面整形A=4,930m2)となっています。
こちらの現場は、7月に行われた現場視察の際に近くまで来たので、予定外でしたが少しだけおじゃまさせていただいており、今回は2度目の訪問でした。
その時はまだ本格的な工事は始まっていませんでしたが、いよいよ渇水期に入り、築堤開削・場所打杭の施工に着手するところまで進んでいました。
築堤開削前に腹付盛土を終わらせなければならなかったそうですが、他工区と施工箇所が重複する箇所があり、そのため一時中断を免れず、一部施工が秋になってしまいましたが、工程を調整しつつ、完了するために尽力したそうです。また、築堤上にサイクリングロードがあり、通行可能のまま施工をしなければならなかったため、施工範囲の明示・立入禁止措置や交通誘導員を配置するなど、地域の方々への注意喚起を行いながら、安全対策に配慮されたそうです。
これからは、工程的に厳しい中で冬期施工になるため、冬期特有の災害はもちろん、仮囲いが10m以上の足場になるため墜落災害防止に留意し、施工ヤードに関しても現地盤が良好とはいえずクレーン等の重機足場養生も必須となるため、安全管理にはより注意して取り組んでいきたいとお話ししてくださいました。
引き続き安全第一で無事完成を迎えることを願っています。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。


赤平橋下部工解体
工事名称:赤平奈井江線 防A101地方道工事
施工場所:赤平市
施工期間:H30.8.31-H31.3.28
現場担当者:安井 浩貴、石島 秀航

最後に向かったのは「赤平橋下部工解体」です。
この工事は道路改良に伴う構造物撤去工事で、内容は主に赤平橋の下部の橋台1基(A1橋台 作業土工1式、構造物取壊し・運搬処理工439m3)・橋脚2基(P1・P2橋脚ともに作業土工1式、構造物取壊し・運搬処理工287m3)の解体工事です。
妹背牛の現場から30分ほど移動し、現場事務所へ向かうと安井所長の姿が見えず、少し待っていると戻ってきて、見やすい場所からわざわざ作業の様子を動画に納めて来てくださいました。工事概要や作業状況など、資料・動画をふまえての説明をいただき、とてもわかりやすかったです。
今回の工事は、入札方式が「施工計画審査型」であらかじめ簡易な施工計画を提案しているのでその内容を順守しなくてはなりません。特に大型土のう4,433袋を10月31日までに製作するという条件と、同じく大型土のう4,433袋を11月22日までに製作場所から現場に運搬し、河川低水路内に設置するという条件が厳しく、この条件をクリアするために週休2日の取り組みを諦めて、毎週土曜日も施工を行っているそうです。
そのような努力のもと、10月31日に土のう製作完了の段階確認を監督員にしていただくところまでは無事にクリアできたとのことで、まずはひと安心されたようでした。
訪問時は、河川低水路内に製作した土のうを設置する作業を行っていました。赤平橋を流れる空知川の水深は2.5mあり、大型土のうを2段設置して、その上にバックホウがのって作業をしているためバランスが悪く、数量をこなすことがなかなか難しい状態だそうですが、安全性と施工提案事項の順守という2つの条件の中でなんとかクリアしたいと表情を引き締めてお話ししてくださいました。
厳しい条件のなかさらに冬期の施工に入り、安全管理にもより一層気が抜けない日々が続くと思いますが、体調には十分お気を付けて無事に竣工を迎えられるよう願っています。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。