中山社長の現場視察 No.87 ピックルス新工場改修→しらかばの杜新築→四季彩の邑新築→道立視覚障がい寄宿舎→キャロットすすきの店→山の手ゴルフィット→コープさっぽろ小樽

中山社長の現場視察 No.87 ピックルス新工場改修→しらかばの杜新築→四季彩の邑新築→道立視覚障がい寄宿舎→キャロットすすきの店→山の手ゴルフィット→コープさっぽろ小樽

平成26年5月26日、中山社長の現場訪問が行われました。札幌市6件、小樽市1件全て建築現場を訪問され、社長に同行させていただきました。各現場担当者の皆様、協力会社の皆様、お忙しい中にも関わらず丁寧に説明していただき、ご協力ありがとうございました。

(安全ISO部 本庄)

ピックルス新工場改修
工事名称:㈱ピックルスコーポレーション 札幌新工場改修工事
施工場所:札幌市白石区
施工期間:H26.01.29-H26.06.07
現場担当者:槙田義信、高橋伸行、松本孝志

本日最初の訪問現場は、白石区のピックルス新工場改修工事です。㈱ピックルスのホームページを見ますと『野菜の元気をお届けします。あさづけの製造及び販売、漬物の仕入及び販売』とありますが、ちょっと変わったトマトキムチやアスパラのあさづけなど美味しそうな商品がたくさんあります。
以前カウボーイの本社ビルだった建物を漬物工場に内部改修(屋上防水補修・浄化槽改修・駐車場改修)しており、引き渡し後に今使っている工場の機械設備を移動してくるそうです。見学者(小学生など)に対応できるように、作業所の壁には窓がたくさん付けられており、着替えなくても工場内作業の様子を見ることができます。訪問時は、あと数日で引渡しという事で、社内検査指摘事項手直し中・消防検査前確認とのことでした。
高橋さんがこちらの現場で苦労した点は、内部改修が主だったので久しぶりに雨風を気にしない現場でしたが、既存部分の取合いに苦労したそうです。壁に台車を当てない様、保護材の検討をしましたが、現工場に行って15種類ほどある台車全てを実測して、各種さまざまな台車があることに驚かれたとのことです。この記事が掲載されたころはもう新工場が稼働していると思います。

 


 

しらかばの杜新築
工事名称:サービス付き高齢者向け住宅しらかばの杜新築工事
施工場所:札幌市豊平区
施工期間:H25.06.06-H26.07.31
現場担当者:田中 正史

次は豊平区月寒東で、伊藤・中山・新和共同企業体がコンクリート造地上3階建のサービス付高齢者向け住宅(サ高住)を建設しています。建物内には、大浴場、機械式浴槽、レストラン、保育園など様々な施設、設備があります。担当の田中さんに案内していただきました。
系列の札幌しらかば台病院のすぐ近くで医療と介護、24時間のサポートを受けつつ生活ができる施設です。住戸数は2階に50戸3階50戸の計100戸、7月末に完成予定ですが、すでに8割ほどの部屋が契約済とのことです。
訪問時の作業は、1階は仕上げ工事~クロス貼り、2階は内装工事~PB貼り、3階は内装工事~LGS組立、 左官工事~床補修、電気・設備は1~3階配線、配管、ダクト、保温工事とのこと、あとは外構工事も行われていました。
この現場で苦労したことは、サ高住ということで高齢者の目線で物事を考えなければいけないので、なかなかピンとこないことも多く色々と悩まされたそうです。また、フロア面積が広く移動距離も増えるのでダイエットに最適だなと思っていたのですが、太ってしまったそうです。本当にこの建物はとても広く、社長も1~3階を見て回って良い運動になるな、とおっしゃっていました。田中さんは3社JVということで、他社の施工方法等勉強になることも多く良い経験になっているそうです。残り2ヶ月ですが無事故、無災害で竣工を迎えるよう、よろしくお願い致します。

 


 

四季彩の邑新築
工事名称:生活介護事業所 ディケアセンター四季彩の邑新築工事
施工場所:札幌市南区
施工期間:H25.09.01-H26.05.31
現場担当者:福井 良成

南区石山の知的障がい者援護施設の現場に来ました。オレンジ色と緑色の外壁が明るい印象の建物です。この建物は、3つの棟で構成されています。鉄筋コンクリート造2階建の作業棟はすでに完成し引渡済ということで、見学することはできませんでした。現在70名ほどの方が通所されているそうです。もう1つは鉄骨造平屋建体育館棟そしてそれらを繋ぐ、渡り廊下棟です。訪問時、体育館棟は完成済、渡り廊下のEXP.Jと言う金物取付工事及びコーキング工事そして、渡り廊下内部の手摺取付工事をしておりました。
この現場の特徴は、知的障がい者の施設ですので、サッシには開放制限・強化ガラスを使い内部の建具も全て鍵仕様とのことです。また、けがなどしない様に突起物は無く、壊れることのない様に全てガード付になっているそうです。
3つの棟を全て分けて、確認申請を出した為、工事期間が全て異なり手前の建物を先に作り、奥を後で作ることになり搬入計画で苦労されてそうです。 作業棟を見ることができず少し残念でしたが、現場訪問した数日後、無事に全て引渡しされて担当の福井さんはすぐに新しい現場に移られました、ありがとうございました。

 


 

道立視覚障がい寄宿舎
工事名称:道立視覚障がい教育センター校寄宿舎棟新築工事(3工区)
施工場所:札幌市中央区
施工期間:H25.07.30-H26.11.10
現場担当者:前田浩一、田中裕介

次は中央区南14条西12丁目で、前田さん、田中さんが担当し、昨年7月から施工中の道立視覚障がい教育センター校の建築現場に来ました。北海道高等盲学校(札幌)と北海道札幌盲学校(江別)の生徒数減少と施設老朽化のため、両施設を統合し幼稚部、小・中、高等部、はり・きゅう、マッサージ・指圧を教える専攻科までの総合的な視覚障がい者教育施設ができあがります。また、通学が困難な方のために寄宿舎もできます。 現在は全体で校舎棟を3工区、寄宿舎棟を3工区、専攻科棟を建築中です。中山組は寄宿舎棟の3工区、RC造3階建を建設中です。このあとは隣の敷地に体育館の工事も始まる予定です。
広い敷地ですが一斉に多くの施工業者が工事をしているため、現場事務所もアパートのようですし、駐車場にもたくさんの車がとまっています。7工区に分かれている現場なので工程管理と資材置き場の区分け、特に寄宿舎が一体となるので他工区との調整に苦労されているそうです。また、近隣に保育園・幼稚園がある為に搬入時間の制限や搬入ルート速度なども規制し注意を払っているそうです。11月まで工事が続きます、だんだん暑くなってきますので体調管理に気を付けて頑張ってください。

 


 

キャロットすすきの店
工事名称:キャロットすすきの店新築工事
施工場所:札幌市中央区
施工期間:H26.03.01-H26.06.30
現場担当者:三浦一謙、久住弘宣

次の現場の場所は、すすきのジャスマックプラザの東隣と言えばわかりやすいかもしれません。三浦さん、久住さんが担当されている業務用食品の専門店キャロットの新しい店舗です。
S造地上2階建、1階が駐車場、2階が店舗でキャロットの他にお弁当用容器などの食品包装用品、ラッピング用品を扱うパッケージのお店のパックマンが入ります。
訪問時の作業内容は、1・2階内装工事、左官工事、塗装工事、電気・設備工事はEV工事をしておりました。三浦さんは、この現場は実施工期が3.5ヶ月と短く、施主から1日でも早い引き渡しを希望されていますので工程管理には気を配っているそうです。 また、この建物計画は敷地いっぱいなのでコンクリート打設,クレーン作業が前面道路を使用しての作業なので第三者災害防止,交通災害防止への配慮が必要となります。すすきの地区で人通りが多い為,搬入搬出管理と近隣住民の方には特に配慮をしているそうです。
開店後は近隣の飲食店などのお客様が多く来店されると思います。駐車場が24台分ありますし、完成したら私も勤務の帰りに寄ってみたいと思いました。引渡しまであと1カ月よろしくお願い致します。

 


 

山の手ゴルフィット
工事名称:(仮称)山の手ゴルフィット新築工事
施工場所:札幌市中央区
施工期間:H26.02.25-H26.07.31
現場担当者:松本昌輝、香西健太郎

次は中央区宮の森の札幌西高校の隣で、松本さん、香西さんが担当している山の手ゴルフィット新築工事です。今回の現場訪問で工事名を見て、どんな建物なのか一番想像がつかない現場でしたので楽しみにしてきました。
この建物は鉄骨構造地上3階建のスポーツ娯楽複合施設で、ゴルフ練習場、野球(バッティングセンター)、フィットネス、多趣味教室が出来上がるそうです。訪問時の作業内容は、外壁ALC建込、2F間仕切下地組、3F水平ネット撤去などの作業でした。
こちらの現場は、敷地に余裕がなく、面している道路を2本とも使用申請して外部足場を組んでおり、その為、通行人はそれほど多くはありませんが第三者災害防止に気を使っているそうです。また屋内バッティングセンターがあるので、一部1F床から屋上までの吹き抜けとなっており、墜落災害を起こさないよう注意しているそうです。
松本さんは、建物用途がスポーツ娯楽複合施設と、なかなか普段作る事も無ければ使う機会もあまり無い建物を作っているので、そういった面が面白くもあり、苦労している点だそうです。
いろいろと苦労の多い現場のようですが、多くの方が楽しめる施設になりそうですので完成まであと2か月よろしくお願い致します。

 


 

コープさっぽろ小樽
工事名称:(仮称)コープさっぽろ宅配事業部小樽センター・北酒販小樽事務所・倉庫建設工事
施工場所:小樽市
施工期間:H26.03.01-H26.06.15
現場担当者:瀬戸 規文

本日最後の訪問現場は、小樽市港町に建設中のコープさっぽろ宅配事業部小樽センターです。建築主が北海道酒類販売株式会社様で、その中に北酒販小樽事務所とコープさっぽろの宅配事業部のトドック(食品・生活用品を各家庭に配達してくれるシステム)が入る物流センターです。鉄骨造1階建、延床面積は1,336m2あります。
訪問時の作業は、外構工事、内部美装及び床貼前清掃ということで、もう完成間近の状況でした。こちらは3月からの工期開始で今年の小樽は雪が多く除雪と日々の通勤(特に冬)に苦労されたそうです。また建設地は港のため浜風の強さと寒さが厳しかったとのこと、トラックを建物にぴったり寄せてからシャッターを開けないとすごく風が入って寒そうです。そして設計事務所が北見のため、現場打ち合わせがなかなか出来ず、電話・メールによる打ち合わせで施工していくのが少し大変だったようです。
瀬戸さん、引渡間近のお忙しい中、取材のご協力ありがとうございました。