中山社長の現場視察 No.31 

中山社長の現場視察 No.31 

平成19年10月4日、中山社長の現場訪問が行われました。「手稲駅前水道」、「宮の丘配水池」、「南4西25マンション」、「ラピスS20」、「ラピスS23」の土木2現場・建築3現場を訪問され、現場取材として同行させていただきました。

各現場担当者の方々には、お忙しい中にも関わらず丁寧に説明していただきました。ありがとうございました。

(ホームページ委員会 田畠 雄一郎)

手稲駅前水道
工事名称:前田幹線新設工事その2 №9-0023
施工場所:札幌市手稲区
発注者:札幌市
施工期間:2007/04/20~2008/01/24
現場担当者:船木 敏州

 まずはじめに向かったのは、手稲駅北通りの地下に水道管を通す工事を行っている「手稲駅前水道」の現場です。現在、手稲地区に1路線しかない水道管を2路線にすることで、手稲区内の水量・水圧の確保及び、耐震性機能を兼ね備えた施設の整備と、災害に強い安定した給水を目的としています。
水道管を通すためには、まず下水道のような大きなトンネルを地下に掘ってからコンクリート製の管を通し、その中に二回りほど小さい鉄製の水道管を通してリングで繋いでいき長くしていきます。
現場にお伺いしたときは、水道管を埋める作業を行っていました。長さ4m、重さ423kgの水道管をクレーンで吊しながら地下に通っているコンクリート管の中へ下ろしていきます。現場担当者の船木さんにお話を伺ったところ、人通りや交通量が大変多い道路のため歩行者や交通規制には細心の注意を払いながら作業を行っているとのことでした。工事看板にはマンガ版などを多く配置し、近隣住民の方に水道管工事を周知しています。作業終了後には毎日、道路沿線のゴミ拾いを行い、定期的に商業施設の草刈りなども行っているとのことです。

 


 

宮の丘配水池
工事名称:施設整備事業の内配水施設 宮の丘配水池改修工事
施工場所:札幌市中央区
発注者:札幌市
施工期間:2007/06/05~2008/03/25
現場担当者:佐藤 勇

続いて向かった現場は、宮の丘に建設中の配水池です。水道の水は、浄水場から一度この配水池に水が届けられてから各家庭へと配水されています。
今回の配水池は、古くなった2つの配水池を取り壊し、一つの大きな配水池へと作り替えるための工事です。お伺いしたときは、配水池の基礎にするための杭を地面に打っているところでした。
現場担当者の佐藤さんから、場所が山の斜面に沿って住宅地が密集する頂上付近にあり、騒音や振動をほとんど立てることが出来ず地盤が固いため、先に杭を打ち込むための穴を掘りそれから杭を打つ方法を取ることにしたと伺いました。
手稲の水道工事と配水池の工事を同時に拝見して、水道水がこのようにして各家庭に届いているということを改めて認識しました。

 


 

南4西25マンション
工事名称:(仮称)南4西25MS新築工事
施工場所:札幌市中央区
施工期間:2007/04/24~2008/02/20
現場担当者:杉野森 勇・長谷川 雄一

次からは、建築の現場になります。向かったのは「南4西25マンション」というマンション工事現場です。お伺いしたときは、4階部分のコンクリートを流し込んでいるところでした。
写真のように鉄筋を組み合わせ、マンションなどの高層建造物では地上からポンプ車でホースを通してコンクリートを押し上げ、作業員の方がホースから流れ出てくるコンクリートを隙間無く流し込んでいきます。ケーキを作るときに生地を型に流し込んでいくイメージですね。
コンクリートはそのまま放置すると1日程度ですぐに固まりますが、建物として耐えうるだけの強度が出るのを待つ必要があります。そのため、「養生」といわれる期間を3~4週間程度とり、適切な強度をもったコンクリートの床や壁が出来上がります。
円山周辺はマンション建設ラッシュで至る所で高層建造物を見ることが出来ますが、閑静な住宅街ですので工事には細心の注意を払いながら行っておられました。

 


 

ラピスS20・ラピスS23
■ラピスS20
工事名称:(仮称)ラピスS20W9壱番館・弐番館新築工事
施工場所:札幌市中央区
発注者:(株)札幌丸増
施工期間:2007/05/28~2008/03/17
現場担当者:久保田 達也・三品 雄起・堀田 貴志

■ラピスS23
工事名称:(仮称)ラピスS23W8新築工事
施工場所:札幌市中央区
発注者:(株)札幌丸増
施工期間:2007/05/28~2008/01/10
現場担当者:久保田 達也・福井 良成

最後に向かったのは、ラピスS20W9壱番館・弐番館とラピスS23W8という2つのマンション工事です。両マンションとも市電が通る電車通りから近いところにあります。
ラピスS20W9は4LDKと3LDKの2タイプがある10階建てと11階建ての2棟から成り、4LDKは120平方メートル超の広さがあります。通常の4LDKは100平方メートル弱程度ですから、120平方メートルは5~6LDKの広さに相当します。
ラピスS23W8は5階建てのマンションで2008年の1月、ラピスS23W9は2008年3月に完成予定です。モデルルームが南17条西11丁目にありますので、是非ご覧下さい。