シューパロダム管理棟

シューパロダム管理棟

工事名夕張シューパロダム管理棟新築工事
発注者札幌開発建設部
施工者中山組
施工場所夕張市
工  期平成24年9月5日~平成25年8月30日


工事概要

管理棟・車庫棟 RC造 地下1階 地上2階建て
建築面積 (管理棟)432.0㎡ (車庫棟)80.0㎡
延床面積 (管理棟)852.03㎡ (車庫棟)80.0㎡

こちらは、夕張シューパロダムにあるダム管理棟新築工事の現場です。現場に向かう道中のあちこちにダム関連工事の現場事務所があり、ダムの一帯は、本体工事以外にも発電所などの施設建設、旧施設の解体など、来年の試験湛水に向け周辺のあちこちで工事が進められています。こちらの管理棟からは、施工中のシューパロダムはもちろん、ダム完成後には水没してしまう大夕張ダムや旧管理棟などの施設、かつて森林鉄道として使われていた有名な三弦橋など、貴重な建造物を見ることができました。

シューパロダムの様子

三弦橋

管理棟周辺

この管理棟は、ダムの水位や流量の観測など、ダム完成後の管理拠点となる建物です。1階は、一面大きなガラス窓の吹き抜けになった資料室からダムの様子がよく見えます。ここからダムの様子を一般見学することが可能になるそうです。他には電気、空調など設備関係の部屋や倉庫があり、2階には宿直室や事務室、通信機器室、操作室などダム管理のメインとなる部屋があります。通信機器室には、別工事で水位や流量観測の機器などが入る予定とのことでした。また、地下には監査廊というトンネルのような通路があり、管理棟手前まで通っているダムへの地下通路と別工事で繋がって、直接ダムと行き来できるようになるそうです。その別工事は、同じシューパロダムのJVの現場で勤務している土木の本多くんが担当しているとのことで、同じ現場で土木建築が顔を合わせる珍しいパターンです。

資料室吹き抜け部分

操作室

通信機器室

監査廊へ続く地下廊下

左から金田一さん、高橋伸行所長

見学会の終わりには、いま多方面で利活用が進められている「ドローン」を飛行させ、空から施工中の現場を撮影しました。ドローンが離陸する際には歓声が上がり、ドローンが撮影した動画を用意した数台の液晶モニターにリアルタイムで映し出すと、ドローンの飛行と映し出された映像に大変興味を持ったようで「中山組に入社してドローンを飛ばしたい!」と言う生徒もおり、ドローンに対する反応は凄まじいものが有りました。併せて、重機やGPS測量機器の展示も行いましたが、時間の制約も有りゆっくり見学することができなかった事は残念でした。