新琴似水道
新琴似水道
2005-11-28- 工事名新琴似1番通幹線外面腐食管
改良工事その12№5-1123 - 発 注 者札幌市
- 施 工 者中山、勇、北海土木、原田、澤木、特定JV
- 工 期2005/07/08~2006/03/04
- 施工地帯広市
- 概 要
配水管開削工
弁室築造工
付帯工
推進工
立坑工
準備工
事業損失防止工
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こちらは、新琴似通の新琴似2条6丁目から新川4条6丁目まで、517mの水道管を新設する工事現場です。また、こちらの現場には、水道管新設工事に付随した、消火栓、仕切弁、減圧弁、及び弁室の設置工事も含まれております。現在(平成17年11月28日)、この地区にあるメインの水道管は、当現場の発進立坑からすぐ近くの新琴似一番通りの下にあるのですが、2,30年前に入れられたもので腐食が進んでおります。それに加え、この地区では年々人口が増加しているため、将来的に水道の供給が不足するそうです。新琴似水道(新琴似1番通幹線外面腐食管改良工事その12№5-1123)では、既設の水道管より容量の大きい水道管を新設して、腐食管の一部を新しいものにし、これまでのメインの水道管を、後々、今回新設する水道管に切り替えることによって、これらの問題を解消することを目的とし、工事が行われております。
現場代理人の船木さんに、事務所で一時間ほど、現場の説明をしていただいてから、現場を案内していただきました。
現場は、札幌市内ということもあって、交通量も多く、周りには、住宅や商店が多数あります。このため、大型機械を使った作業や資材搬入の際には、現場にスムーズに入場できるように、車両の待機場所を数箇所決め、合図等で確認を済ませてから行っているそうです。
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こちらの現場では、水道管を新設する場所に横断交差している既設の下水管があったことから、それを縦断方向にかわして正確に推進を行わなければならず、特に精度の高い測量が必要でした。しかし、管の中は、人間が直接測量するには時間がかかり、また狭いため、縦断カーブもあり正確な測量がしにくい環境にあったため、発進立坑から到達立坑まで、計8台の自動測量機を推進しながら設置することによって高精度の測量を可能にし、自動測量機から送られる誤差等のデータをパソコンで判別して、推進マシンの操作に活用し正確な推進を行うことができたそうです。
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現場や事務所囲いには、木製のカバーや花などで装飾、歩道にはベンチを置くなどして、イメージアップにも特に力が入れられております。この他にも、掲示板やわかりやすく施工内容を説明した看板を設置したり、近隣の老人施設にクリスマスツリーを寄贈したり、現場周辺の清掃を行ったりと、あらゆる活動を積極的に行っています。(※事務所と現場の装飾は、排雪作業の際、邪魔にならないようするため、平成17年11月28日の時点では、縮小されています。)
船木さんは、私たちに現場の説明をしてくださっている合間にも、吸殻などのゴミを見つけては拾っていました。
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現場では、発進立坑で行われていた水道管挿入工を、実際に見ることができました。
作業は、1本直径700mm、重さ1.5tの水道管を25tのクレーンで地下に降ろし、水道管が耐震管なのでY寸法(75mm)を確保するため、外面バンドでしっかり固定し、ジャッキで押し込んでいきます。管は、直線部分で1本6m、縦断部分で4mのもので、517mの水道管を作るため計94本が使用されます。
次に、到達立坑に向かいました。移動している最中に、試掘された場所がありました。試掘は、準備工として当現場で最初に行われた作業で、下水管や他の管等の地下埋設物の位置を、図面との整合性を確認するために20箇所ほど行われました。
到達立坑に着き、地下に入れてもらうことができました。現時点では、到達立坑には鋼板の蓋がされているのですが、地下から上を見ると、轟音とともに鋼板の上を走る車が隙間から見え、異様な感じがしました。
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平成17年7月に着工した当現場は、この工事で最も肝心であった泥水式推進工を今月(11月)初旬に無事終え、現在(平成17年11月28日)水道管挿入工を行っており、進捗率も72%まできていますが、工事は、まだまだ作業があり、工期終了の平成19年3月4日ぎりぎりまでかかってしまうようです。
これから、雪が降ってくると、工事の他にも交通規制や除雪等大変な作業がでてくると思いますが、無事に現場を終えていただきたいと思っております。