中山社長の現場視察NO.166 雨竜停車場線南ほ場→雨竜川八丁目頭首工→雨竜川八丁目導水路→深川市大師大国ほ場→妹背牛橋架替P4柱頭部→滝川警察署
中山社長の現場視察NO.166 雨竜停車場線南ほ場→雨竜川八丁目頭首工→雨竜川八丁目導水路→深川市大師大国ほ場→妹背牛橋架替P4柱頭部→滝川警察署
2020-09-09(雨竜停車場線南ほ場
工事名称:雨竜暑寒地区 停車場線南工区区画整理工事
施工場所:雨竜郡雨竜町
施工期間:R2.3.2-R3.2.8
現場担当者:植田 和紀、西股 正、斉藤 翔也
最初に向かった現場は、「雨竜停車場線南ほ場」です。
この工事は国営農地再編整備事業雨竜暑寒地区の事業計画に基づき、停車場線南工区の区画整理を行い、農業の振興と耕作放棄地の解消・発生防止を図ることを目的とする工事で、主な工種は、整地工15.2ha、暗渠排水工15.2ha、客土工14.7ha、農道工3,902.7m、ほ場内用水路工1,246.0m、ほ場内排水路工3,086.0mと多岐に渡り施工します。生産性の高い基盤を形成することにより、大型機械の導入が可能となり農業生産性の向上や農地の高度利用が実現します。
訪問時はパイプを土中に埋める暗渠排水工に着手していました。30㎝ほどの素焼きパイプをひとつひとつ手で繋いで並べていく作業に入るそうですが、基盤や表土に多量の石礫が混入しており、掘削に苦労しているそうです。他には、狭い町道を隣接した他工事と共有して使用するため、客土工等の資材搬入時には工事関係車両の調整を図るなどの対策に努め、地域の方の安全にも配慮して進めていることなどお話ししてくださいました。暗渠排水施工後は、石拾いに時間がかかる事が予想されるなど今後の課題も多いようですが、現在進捗率は予定を上回り、工事は順調に進んでいるそうです。植田所長はこちらのほ場が現場代理人として初めての現場になるそうで、しっかりと取り組まれている様子に社長も安心して現場を後にされたようでした。
もう少し気温の高い日が続きそうですが体調には十分お気を付けて、無事故・無災害で竣工を迎えられるよう願っています。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。
雨竜川八丁目頭首工
工事名称:雨竜川下流農地防災事業 八丁目頭首工建設工事
施工場所:雨竜郡秩父別町
施工期間:R2.6.26-R7.3.17
現場担当者:石澤 伸野、澤田 惇史、佐々木 奎太
2番目は秩父別町の現場で「雨竜川八丁目頭首工」です。こちらの現場事務所は次にご紹介する「雨竜川八丁目導水路」と同じ敷地内に建っており、予定では先にそちらの事務所へ伺ってお話を聞く予定でしたが、所長の泉さんが現場へ出ていて不在なこともあり、事務所には寄らずに頭首工の現場にて施工状況等の説明をしていただきました。
現在の八丁目頭首工は洪水時等の安全性が確保されておらず、用水供給の停止や堤防の決壊等により地域農業や生活への影響の恐れが広域的に生じています。このため、新規に八丁目頭首工を建設し、農業生産の維持や災害発生の未然防止を図ることを目的としています。主な工事内容は、土工(掘削):V≒76,000m3、矢板工(ⅡW型 L=2.0m):W≒190t、堰柱工(RC構造):N=4基、エプロン工(RC構造):A≒2,500m2、護岸擁壁工(B=6.5m,H=6.5m):L≒350m、根固め工(3t級/個):N≒2,100個、魚道工(B=4.2m):L≒50m、取水工(取入口幅2.8):N=1箇所です。工期が5カ年と長きにわたりますが、頭首工本体の施工が渇水期(11月~3月)期間となり、年度出来高を確保するため、施工計画・施工体制を確立し本体施工へと着手したいと石澤所長がお話してくださいました。
本体工事を控え、体調や安全管理に気が抜けない日々が続くと思いますが、無事に竣工を迎えられるよう願っています。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。
雨竜川八丁目導水路
工事名称:雨竜川下流地区 八丁目頭首工導水路南2条下流工区工事
施工場所:雨竜郡秩父別町
施工期間:R2.4.15-R2.12.11
現場担当者:泉 翔太
次の現場は、先ほどの頭首工の現場から1kmほど移動したところにある「雨竜川八丁目導水路」です。こちらの現場は、国営総合農地防災事業雨竜川下流地区の事業計画に基づいて、八丁目頭首工導水路の整備を行うものです。新設される頭首工(当社施工)が既存位置より雨竜川の上流側に建設されるため、頭首工より取水された農業用用水を下流側へ流下させる導水路の施工を行っています。河川環境を改善し、正常な機能の維持と増進を図ることで、農業用水を安定的に供給することができます。
鋼矢板と切梁・腹起しにて土留・仮締切を行いながら掘削しており、掘削深さが6m程度あり重機オペレーターからは施工箇所が見えないため、無線機やモバイルカメラ等を用いてやりとりをしながら重機災害の防止に努めているそうです。また、プレキャストカルバート(B=1.5m H=1.5m L=2.0m)1函の重量が5.2tもあるため、吊荷作業時には上記と同様に無線機やモバイルカメラ等の通信システムを使い、周りと連携を取りながらクレーン・吊荷災害の防止に取り組んでいるとのことでした。
これから冬へ向かい、厳しい環境下での仕上げになると思いますが、無事故・無災害で工期を終えられるように願っています。お忙しい中、時間を割いて対応していただきありがとうございました。
深川市大師大国ほ場
工事名称:経営体 大師大国地区 42工区
施工場所:深川市一已町
施工期間:R2.3.30-R3.2.19
現場担当者:光原 周平、山本 哲栄(遠藤組)
秩父別町から深川へ移動し、「深川市大師大国ほ場」の現場へ向かいました。事務所に着くと光原さんと遠藤組の山本さんが迎えて下さいました。以前にも遠藤組さんとの企業体でほ場整備のお仕事をさせていただいており、今回もご縁があってまたお会いすることができました。
整地工や暗渠排水工など春から夏にかけて予定していた施工を終え、落水後の作業に向けて準備している時期の訪問だったため、残念ながら現場は見ることができませんでしたが、幹線用水落水後及び隣接するほ場の収穫後に測量・現況調査等を随時行っていくことや、用水路総延長が1447.56mとなるため施工完了箇所から工事用道路等仮設を切り替え施工することなど、秋施工となる9月以降の予定についてお話を伺い事務所を後にしました。
まだ残暑が厳しい日が続きそうですが、熱中症など体調にお気を付けください。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。
妹背牛橋架替P4柱頭部
工事名称:増毛稲田線妹背牛橋架替(P4柱頭部)工事
施工場所:深川市
施工期間:R2.6.29-R3.3.22
現場担当者:吉川 雄大
続いて向かったのは「妹背牛橋架替P4柱頭部」の現場です。
こちらは平成31年に当社で施工した「妹背牛橋A1橋台」のその後の工程にあたり、今回受注した工事は妹背牛橋の上部構造を支えるP4橋脚の橋桁の架設工事です。
妹背牛橋は妹背牛市街地と深川市音江町稲田の国道12号を経由し、中・北空知の中心都市滝川市へと繋ぐなど、地域の方々の生活や産業を支える重要な橋梁です。
現在の妹背牛橋は幅員が5.5mと狭く、一般車でもギリギリで大型車だとすれ違うことが困難なこと、また、部材の損傷や老朽化が進行していることなどから、道路の幅員と安全な道路機能を確保するために架替えを行っています。現在は橋の沓座という部分を本州で工場製作しており、10月以降の完成を待って本格的な工事に入るため、今回現場は見ることはできませんでしたが、事務所にて吉川所長にお話を伺いました。工事の繁忙期が冬期間になるということで、手戻り等ないように事前調査・工程管理を入念に計画して円滑に現場を進められるよう準備し、また、現場が橋脚上での作業のため高所作業やクレーン作業がメインになるので、墜落転落災害、クレーン災害が起きないよう協力会社と十分に計画・打合せを行い、安全対策にも徹底して取り組んで行きたいとお話ししてくださいました。
厳しい寒さの中での施工は本当に大変だと思いますが、体調管理にお気を付けて無事に竣工を迎えられるよう願っています。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。
滝川警察署
工事名称:滝川警察署庁舎新築工事(第1工区)
施工場所:滝川市
施工期間:R1.9.29-R2.11.30
現場担当者:高橋 聡、加藤 峰之、堀田 貴志、阿部 哲也
最後に向かったのは、今訪問唯一の建築現場の「滝川警察署」です。
現在の滝川署は1961年の建設で老朽化と狭あい化が目立つことから新庁舎建築が決まりました。滝川署の南側にあった緑町学生会館跡に建設される新庁舎は、鉄筋コンクリート造地上3階、塔屋1階の建物で、国道12号線に面し、駐車場も広く確保します。建築工事は3工区に分かれており、そのうちの第1工区を当社で施工しています。
訪問時は来庁者の受付や各課が配置されるフロア、留置場や訓練のための道場などを見学させていただきました。まだ内装はされていないので少しイメージがしづらい部分もありましたが、各部屋の配置など、警察署という建物の機能上の利便性に優れた造りになっていることがうかがえました。
地域の安全を守る警察署の新築工事ということで市民のみなさんの注目度も高く、外構工事も本格化するなか、他工区との連携や安全面への配慮など大変なことも多いかと思いますが、無事故・無災害で竣工を迎えられることを願っています。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。