長沼道央注水

長沼道央注水

工事名長沼道央注水
発 注 者札幌開発建設部
施 工 者中山組
工  期2005/04/21~2006/01/27


概 要

土工-掘削土 29,600m3 
    運搬置土D=15.5km 11,300m3
    管水路工-プラスチック被覆鋼管φ2400㎜
                   L=741.0m 
    泥水推進-φ2400㎜ L=31.0m t=29㎜
    附帯作工-用水施設工1ヶ所、空気弁工2ヶ所
    雑工-町道南10号復旧工L=719m
    施設復旧工
    暗渠復旧工

現場風景

長沼道央注水は、道道を跨いだ延長770mに農業用注水管を敷設する工事です。この注水管を流れる農業用水の水源は、夕張のダムで、そこから水を引き込み、恵庭まで分岐しながら繋げて行きます。

実際に注水管の中に入れてもらいました。

現場を八木所長と現場代理人の畠中さんに案内していただきました。現場で使われている管は、直径2400mm、厚さ13mm、一本の長さ12mで、始点から終点まで溶接して繋がれています。

こちらの現場は、道道を跨いでいるため、道道と重なる部分は、推進マシンを使って地中を掘り、管を敷設したそうです。

現場の最盛期には50人弱という大人数で作業を行っていたそうで、現在(平成17年11月16日)は、作業の効率化、作業員不足を補うため、道道の上流側、下流側で別の協力会社さんで作業を行っております。

この現場の工程は、施工場所が道の細い町道、農道であるため、工事を行うために、まず、借地した私有地の畑を、表土を捲り工事用地として整地します。次に、町道、農道を掘削し管を敷設して、管を土で埋め、道路に整備します。そして最後に、工事用地を畑に再び戻すという流れで行われております。

注水管敷設の具体的な作業手順は、道路を掘削したところに注水管を敷き、管と管を溶接。次に、管が半分隠れるくらい土を入れ、管の下などに隙間が出来ないように土に転圧をかけます。そして、浮き上がり防止のシートを敷き、砂利、土を入れていき、矢板を抜いて、再び道路に整備、となっております。

注水管

敷いた管を溶接して繋ぎます。

管に巻いてある黒の網状のものは、埋めた管が浮き上がってこないようにさせるためのシートです。

転圧をかけ隙間が出来ないようにします。

矢板を抜きます。

道路に整備し完成です。

土留めの矢板を引き抜く様子。一本の長さ10mの矢板を35tのクレーンで引き抜きます。引き抜く際は、砂を水と一緒に流し込み隙間を埋めていきます。

最後に今年入社の能代谷君に現場での仕事についてインタビューしました。

「毎日わからないことばかりで不安なのですが、八木所長や畠中現場代理人に怒られながら、教えて貰いながら頑張っています。」とのことでした。

平成17年11月17日現在進捗率80%、年内完成を目指し毎日夜遅くまで作業をしているそうです。工事終了の平成18年1月27日まで無事に現場を終えていただくことを願っております。

八木所長、畠中現場代理人、職員の皆様方、お忙しい中取材に協力してくださってありがとうございました。

左から、池田さん、八木所長、畠中現場代理人、能代谷さん