西岡橋梁

西岡橋梁

工事名国庫補助事業3.4.15福住・桑園通にしおか橋架換工事
福住・桑園通にしおか橋架換附帯工事  (西岡橋梁)
発 注 者札幌市
施 工 者中山・北野・日本高圧特定共同企業体
工  期平成16年4月26日 ~ 平成17年3月25日


概 要

工事延長 L=105.51m
工事復員 W=7.50m
土 工 4,950.00m3
下部工 A-1逆T式橋台 1基
    A-2ラーメン式橋台 1基
    P-1壁式橋脚 1基
上部工 橋脚架設
函渠工 L=8.08m
桁製作 橋長L=62.40m 橋種 二径間連続プレビーム合成桁
擁壁工 逆T式擁壁 10.50m プレキャストL型擁壁 6.00m

西岡橋全景

今回お邪魔した工事は、札幌市豊平区西岡4条9丁目、福住桑園通りの月寒川に架かる『にしおか橋』を架け替える工事です。
 『にしおか橋』は、昭和40年代に架けられたもので、老朽化が進んでおり、また、にしおか橋付近では慢性的な渋滞が発生しているため、従来の片側1車線道路から2車線道路とし、渋滞を緩和させることが目的の工事です。

橋梁新設から新道の整備、そして旧橋撤去までの工程で、当社では、新道整備までの施工を行っております。具体的な工程としましては、旧橋の南側に橋台2基、橋脚1基を施工、クレーンによる橋桁の吊り上げ架設、新橋上の道路整備という順序で行われる予定で、現在は橋脚・橋台を施工中で、(2004年8月末)下部工施工後、起点側に擁壁工及び函渠工の施工を行います。

西岡橋梁の構造的な特徴は「プレビーム合成桁」(川田工業株式会社)を採用している点です。この合成桁の長所としては、桁高を低くできる、交通による騒音や振動の低減を図ることが出来る、RC桁に比べ軽量かつ低重心の桁であるため 吊り扱いが容易である等が挙げられ、住宅地が近接している今回の現場に適していると考えられます。この橋桁は富山県で製造され、大型トレーラー数台分に分割したものを現場まで運搬します。なお、架設作業は2004年11月を予定しており、クレーン2台での吊り上げ架設を行います。

現場風景(その1)

現場風景(その2)

現場風景(その3)

現場風景(その4)

現場代理人の渡辺主任にお聞きしたところ、「先日、基礎杭打設の施工をする際、白いアパートのすぐ隣で杭打ちのクレーンを 動かすのに、少しのミスも許されない中での作業だったのでとても大変でした。」とのこと、住宅地が隣接しているこちらの現場では、通路や作業スペースなどさまざまな制約があり、近隣 に住まわれている皆さんの理解と協力を得ることが必要です。

大型車両での資材搬入やクレーン作業の際、綿密な計画のもと合図等の徹底を図り、施工における安全管理はもちろんのこと、騒音、振動 等に関しても十分配慮し近隣へのご迷惑を最小限に留めるように努めています。

写真左・中本次長、右・渡辺主任

現在、進捗率40%で1期工事の完了は2005年3月末までかかります。まだ架設など大変な作業がたくさん残っているでしょうが、無事に現場を終えていただくことを願っております。中本所長、渡辺主任、現場職員の皆さんお忙しい中、取材協力ありがとうございました。