札幌市 感謝状

札幌市 感謝状

表 彰 名 札幌市 感謝状
工 事 名 平成17年度施工 リロケーション住宅(北21条団地1号棟)新築工事(主体工事)
担 当 者 建築事業部第1課担当 城宝 一彦

 リロケーション住宅(建て替えなどによる入居者の一時移転住宅)の北21条団地新築1,2号棟を請け負う全業者(4社4共同体)はこのほど、工事現場から出るごみを分別収集し、鉄くずなどを買い取り業者に販売。足りない分を補充し、市に車いす5台を寄付した。9日には市から安全衛生協議会あてに感謝状が贈られた。
車いす寄贈は、1号棟主体を請け負った丸彦渡辺建設ら共同体の福井章祠現場代人が発案。現場で各職方にごみの分別を指導する際、「分別により何が得られるのか」「分別にどんな意義があるのか」を話し合ってきた中で、分別で得られた鉄くずなどの買い取り費で社会貢献ができる、ということをすべての作業員に実感してもらうことで今後の意識改革につなげよう、と提案。現場で出る鉄筋くずや壁の下地材であるLGSくずなどを買い取ってもらい足りない分はそれぞれが負担して最新型のアルミ24インチ折りたたみタイブの車いす5台を市に贈った。
この日は、福井さんと2号棟主体の現場代人を務めた菊池正人さん(新太平洋建設)が市立病院を訪問。上田文雄市長に代わり、樋口晶文市立病院副院長から感謝状が贈られた。
樋口副院長は「車いすは足りなめで、ぜひ欲しいと思っていた。患者さんにとってうれしい贈り物」と感謝。早速病棟で使われていた。福井さんは「こうした取り組みを行うのは初めてだったが、現場で働く作業員一人一人が環境問題や社会貢献について実感できたと思う」と話していた。
車いすは工期が先行していた1号棟主体の安全衛生協議会が2台、2号棟主体の協議会が1台、両棟の設備業者らで2台を寄贈。
車いすを寄贈した安全衛生協議会(企業)、は次の通り。
▽1号棟主体=丸彦渡辺建設・中山組・札建工業・アオバ工業・北光営繕JV
▽2号棟主体=新太平洋建設・西岡建設・小泉建設JV
▽1号棟暖房衛生=共和煖房工業・山中配管工業所・新弘設備工業JV
▽2号棟同=興北煖房工業所・北海土木工業・繁富工務店JV
▽1号棟電気=双豊電気
▽2号棟同=道ジーエスユアササービス
▽1・2号棟エレベーター=ダイコー
▽同建具=札幌建具工業協組
工事担当者  城宝 一彦