中山社長の現場視察No.250 白川取水口ほか新設→白川第4浄水棟新設→R7美園電線共同溝→白石環状跨線橋補修

中山社長の現場視察No.250 白川取水口ほか新設→白川第4浄水棟新設→R7美園電線共同溝→白石環状跨線橋補修

 令和7年10月3日、中山社長の現場視察が行われました。今回は札幌市内の土木4現場を訪問しました。10月にしては気温の高い日でしたが、天候に恵まれてつつがなく視察をすることができました。当日視察にご対応してくださった各現場の皆さんには感謝いたします。お忙しい中ありがとうございました。
(経理部 天野 咲子)

白川取水口ほか新設
工事名称:白川取水口ほか新設工事
施工場所:札幌市
施工期間:R6.9.18-R10.3.20
現場担当者:中塚仁孝、木口元、山口峻侑

 はじめに訪問した現場は「白川取水口ほか新設」の現場です。白川浄水場は札幌市内の水道水供給の8割を担っている施設ですが、既存施設の老朽化の改善、耐震性能向上のために大規模な改修事業が行われています(白川浄水場改修事業)。こちらの現場では改修事業の一環として、豊平川の水を取水渠に取り込むための「取水口」などを新しく造っています。
 視察訪問時は、取水渠のボックスカルバートの設置が完了し、ちょうど現場内の道路の切り回し作業が行われているところでした。それが完了した後には、取水口と取水渠を繋ぐ接合井を作っていく作業に入るとのことでした。作業の落ち着いた時期に訪問させていただいたため、現場の様子を見ることができましたが、作業量と規模の大きさに驚きました。
また、こちらの現場は各方面から現場視察、現場見学会なども多く実施されており、その対応も現場の方々で行っているとのことでした。昨年度から施工が始まった現場ですが、竣工は3年後の令和10年度の3月下旬の予定です。まだまだ続いていく工事ですが、最後まで事故や災害などがないように願っています。現場代理人の中塚さんをはじめとした皆様には、お忙しい中ご対応してくださり本当にありがとうございました。


白川第4浄水棟新設
工事名称:生活基盤施設耐震化等交付金事業 白川第4浄水棟新設工事
施工場所:札幌市
施工期間:R5.8.9-R12.12.9
現場担当者:前田勇己、香西健太郎、大坪裕介

 次に訪れた現場は「白川第4浄水棟新設」です。こちらも「白川取水口ほか新設」と同じく、白川浄水場改修事業にかかわる工事です。白川浄水場では現在3棟の浄水棟が稼働していますが、老朽化や耐震機能の向上のために改修が予定されています。
今回の現場で作られている「第4浄水棟」は地上2階地下4階の大きな施設で、訪問時には地下4階部分と、地下3階部分を施工していました。地下3階部分では、多くの職人の方々が建物(沈澱池棟、濾過池棟)の躯体工、場内配管工などの作業をされている様子を実際に見ることができました。大規模工事のため、現場で作業する職人の方々の総数が150名ほどになることもあるそうです。
また、こちらの現場では土木事業部と建築事業部の職員が協同して施工を進めていることも印象的でした。昨年度から今年度にかけては敷地造成工、本体作業土工、本体仮設工などの土木関係の施工が丁寧に行われ、それらの完了後は浄水棟の建物の施工が開始されました。竣工は令和12年の冬頃の予定となっていますので、安全に留意して無事故・無災害で終えられるよう願っています。主任技術者の前田さんをはじめとした現場の方々には、当日お忙しい中丁寧に対応してくださり、本当にありがとうございました。


R7美園電線共同溝新設
工事名称:国庫補助事業 道道札幌環状線 電線共同溝新設工事
施工場所:札幌市
施工期間:R7.4.7-R8.3.12
現場担当者:牧野宏俊、小林康人、平井銀二

 次に訪問した現場は「R7美園電線共同溝新設」です。こちらは主に夜間に施工を行っているため、事務所でお話を伺いました。現場は大きく電線共同溝工区と道路改良工区に分かれています。道路改良工区では、工区内の車道の舗装を仕直したり、別の工事で電線共同溝を設置した後の歩道にインターロッキングを敷いて復旧を図っていく作業をしています。電線共同溝工区では、特殊部桝設置などの特殊部工が終わり、引き続き管路工が進められていきます。
竣工は来年3月となっています。現場周辺は交通量も多く、これから寒い季節となっていくため、事故や災害なく施工されることを願います。現場代理人の牧野さんにはお忙しい中丁寧に対応してくださり、本当にありがとうございました。


白石環状跨線橋補修
工事名称:国庫補助事業 白石環状跨線橋(上り線)ほか1橋補修工事
施工場所:札幌市
施工期間:R7.3.31-R8.1.26
現場担当者:石島秀航、小笠原公輝

 最後に訪問したのは「白石環状跨線橋補修」の現場です。こちらは白石区環状通りにある白石跨線橋の長寿命化を目的として補修を行う橋梁補修工事の現場です。具体的な作業としては、橋の伸縮装置や排水管の入れ替え、主桁や床板、橋台・橋脚のひび割れ補修や断面補修、道路の舗装工などが行われます。
施工場所である「白石環状跨線橋」は3車線の車道で交通量がとても多く、さらに昼夜ともに交通規制をかけるため入念な打ち合わせをしながら施工したそうです。橋の伸縮装置を入れ替えたりコンクリートを打設したりするなど、振動や騒音の発生する工程が多く、低騒音型の機械を使用したり、エコーバリア(騒音対策シート)を設置したりして対策したそうです。
視察で訪問した際には夜間作業は一段落しており、年内には現場の施工は完了できそうだと話してくれました。今後は時節柄寒くなっていくため、事故や災害には十分気を付けて施工されることを願います。対応してくださった石島さん、小笠原さん、本当にありがとうございました。