中山社長の現場視察No.211  ニューホランド倶知安→ニセコ富川北工区ほ場→宮の沢5号送水管新設→新川5号送水管新設→発寒5号送水管新設

中山社長の現場視察No.211  ニューホランド倶知安→ニセコ富川北工区ほ場→宮の沢5号送水管新設→新川5号送水管新設→発寒5号送水管新設

 令和5年9月11日(月)~12(火)、中山社長の現場視察が行われました。今回は「ニューホランド倶知安」「ニセコ富川北工区ほ場」「宮の沢5号送水管新設」「発寒5号送水管新設」「新川5号送水管新設」の建築1現場、土木4現場を訪問されました。各現場の皆さんにはお忙しい中、丁寧にご対応いただきありがとうございました。
(札幌総務部 丸 猛)

ニューホランド倶知安
工事名称:日本ニューホランド株式会社 倶知安営業所 新築工事
施工場所:虻田郡京極町
施工期間:R5.5.8-R5.12.15
現場担当者:田中 秀人、中野 雄太

 はじめに訪問したのは「ニューホランド倶知安」の現場です。こちらの現場では、日本ニューホランド(株)の倶知安営業所および所有する農機具の整備場と格納庫を建設しています。施工における特徴として、積雪が多い地域であることから、従来は1m程度が一般的な腰壁の高さを一部2mとすることで積雪による影響を軽減する工夫がなされています。また、安全面においては現場への出入りが国道からとなるため誘導員の配置は欠かせませんが、周辺現場状況により誘導員の確保が困難のため可能な限り現場作業員での誘導を心がけているとのことです。視察当日は、格納庫棟の型枠解体・外壁貼り、カッター目地の墨出し、整備場棟の外部足場組立・土間配筋、床スリーブ墨出しが行われていました。今後は11月いっぱいを目途に引渡しの予定で工事を進めていくとのことです。お忙しい中丁寧に対応していただき、ありがとうございました。


ニセコ富川北工区ほ場
工事名称:ニセコ地区 富川北工区区画整理工事
施工場所:虻田郡ニセコ町
施工期間:R5.3.2-R5.12.21
現場担当者:丹波 友介、山本 赳琉

 続いて訪問したのは「ニセコ富川北工区ほ場」の現場です。こちらの現場は農地の区画整理を行っており、約40町歩になる施工範囲の広さが一番の特徴です。畑の再編整備に関しては、広範囲且つ大規模土工の施工となるため、スクレープドーザー(通称:メンク)を使用しながら土砂の掘削・積込・運搬をスムーズに行っています。また、受益者も多いため、密なコミュニケーションを取りながら施工にあたっています。事務所前には図面上に各重機がマグネットで貼り付けられ掲示されており、どこでどの作業が行われているか、可視化することで広範囲の現場を管理する工夫がなされていました。ほ場区画整備工事では珍しい規模の現場に中山社長も驚かれており、説明を聞きながら現場担当者の方々へ労いと激励の言葉をかけている姿が印象的でした。お忙しい中ありがとうございました。


宮の沢5号送水管新設
工事名称:創設事業の内送水施設生活基盤施設耐震化等交付金事業5号送水管新設工事その36
施工場所:札幌市西区
施工期間:R3.8.12-R5.11.30
現場担当者:小笠原 公輝

 ニセコ方面より札幌に戻り向かったのは「宮の沢5号送水管新設」の現場です。こちらの現場では長期的な水需要を見通し、円滑な水供給を行うための創設事業として、緊急時に当別ダムから札幌市、小樽市、石狩市へ水道用水を供給するための送水管新設工事を行っています。施工にあたり立坑と呼ばれる縦穴を設けて、そこから新管を挿入していくことになりますが、既設物が多いことや関係各所との協議など、苦労されたとのことです。現在の進捗は96%とのことで10月末には完了予定となっています。様々な苦労があった中でまもなく竣工を迎えることもあってか、現場代理人の小笠原さんからは安堵の表情も見られ、中山社長も感謝と労いの言葉をかけていました。最後まで安全に留意して無事に竣工を迎えていただきたいです。お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。


発寒5号送水管新設
工事名称:創設事業の内 送水施設 生活基盤施設耐震化等交付金事業 5号送水管新設工事その29・30・31

施工場所:札幌市西区
施工期間:R5.3.30-R6.2.15
現場担当者:村上 雄一郎、近江谷 徹平、平井 銀二

 続いて訪問したのは「発寒5号送水管新設」の現場です。こちらの現場は「宮の沢5号水管新設」と同じ事業として、送水管の新設工事を行っています。同じように立坑と呼ばれる縦穴を設けて新管を挿入していきますが、こちらの工事では既設管内に新管を挿入し、既設管と新管の間に充填剤を注入する工法が採用されています。交通量が多いこともあり、片側交互通行や車線幅減少、夜間車両通行止めといった交通規制をかけながら昼夜間で施工しています。近隣住民の方々、通行される方の安全第一はもちろんのこと、低騒音・低振動型の建設機械を使いながら工事を行っているとのことです。視察時は雷雨であったため、現場を拝見することは叶いませんでしたが、現場事務所内でお話を伺うことが出来ました。お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。


新川5号送水管新設
工事名称:創設事業の内 送水施設 生活基盤施設耐震化等交付金事業 5号送水管新設工事その17ほか

施工場所:札幌市
施工期間:R4.5.25-R5.9.30
現場担当者:砥石 康則、向井 初雄

 最後に訪問したのは「新川5号送水管新設」の現場です。こちらも「宮の沢5号水管新設」「発寒5号送水管新設」の現場と同じ事業として、送水管の新設工事を行っています。当社で施工している3件の送水管新設工事の中では最も地盤が悪く、施工箇所の地盤に含まれる砂の割合が多いにも関わらず地下水位が高いため、掘削すると水と砂が流出し、周囲が陥没する恐れがあります。その影響で立坑を設ける際にも水が流出することが多々あり工事が進まず、当初予定の工期から約8ヶ月延長されました。お盆前には管の布設が完了し、視察時点では舗装工事を残すのみという状況でした。本事業は今年度ですべて終了となり、緊急時にも安定した水の供給が行われる環境が整います。中山社長も現場での苦労を聞き、砥石さんと向井さんに労いの言葉をかけていました。最後まで安全に留意して竣工を迎えていただきたいと思います。お忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。