中山社長の現場視察 No.57 栗山ほ場・嶮淵川右岸基盤処理・北島遊水地掘削・東の里遊水地掘削・千歳川広島築堤・長沼ほ場・厚別水道

中山社長の現場視察 No.57 栗山ほ場・嶮淵川右岸基盤処理・北島遊水地掘削・東の里遊水地掘削・千歳川広島築堤・長沼ほ場・厚別水道

2011年11月4日、中山社長の現場訪問が行われ、私は初めて社長に同行し取材させていただきました。当日は天候にも恵まれ、暖かい日差しの下で現場を視察する事が出来ました。
今回は、札幌近郊の土木7現場「栗山ほ場」「嶮淵川右岸基盤処理」「北島遊水地掘削」「東の里遊水地掘削」「千歳川広島築堤」「長沼ほ場」「厚別水道」の順に訪問しました。
各現場の所長さんはじめ職員の方々には、お忙しい中とても丁寧に対応していただきありがとうございました。これから寒さも厳しい季節になってきます。体調には気をつけ、無事故・無災害で現場の竣工をするよう頑張って下さい。

(札幌本社 総務部 福田 郁子)

栗山ほ場
工事名称:経営体 杵臼南部外1 第1工区
施工場所:夕張郡栗山町
施工期間:2011/07/26~2012/01/20
現場担当者:本田 孝裕、木村 照美(不二建設)、櫻井 康貴、高橋 拓真

まず最初に向かったのは、会社から1時間ほどの栗山ほ場の現場です。
この工事は、田んぼの区画整理・用排水路の整備を目的としています。田んぼの古くなった用水・排水を直すことで水はけが良くなり、大型化している機械を使いやすくするために田んぼの区画を大きくすることで生産性が上がるそうです。
現場は、3カ所に分かれていて一つひとつがとても広く、取材当日は排水路・整地・暗渠・用水路の新設作業が行われていました。常に45人程というたくさんの作業員の方たちが作業をしているので、現場ではけがや事故の無いよう安全管理を周知徹底しているとのことでした。

 


 

嶮淵川右岸基盤処理
工事名称:石狩川改修工事の内 嶮淵川右岸築堤基盤処理工事
施工場所:夕張郡長沼町
施工期間:2011/10/01~2012/03/19
現場担当者:山田 敏孝、佐藤 聡也、吉川 雄大

次に向かったのは、長沼町にある嶮淵川右岸基盤処理の現場です。
この工事は、近い将来嶮淵川の築堤を広くする予定の場所に埋まっているゴミを取り除き、土を埋め戻すという工事です。この場所は以前長沼町のゴミ捨て場として使用していたためたくさんのゴミが埋まっているとのことです。
取材に伺った時はまだ現場が始まったばかりということもあり、測量調査を行っている段階でしたが、実際にゴミを取り除く作業が始まると、トータル8,000tものゴミを取り除くのだそうです。それに伴い、ゴミの飛散防止やダンプの出入りが増えることによる交通事故の防止等いろいろな面での注意が必要になってくるとのことでした。

 


 

北島遊水地掘削
工事名称:石狩川改修工事の内 北島遊水地掘削工事
施工場所:恵庭市
施工期間:2011/10/07~2012/03/13
現場担当者:政田 博康、松田 勝則、對馬 健介

次に向かったのは恵庭市北島地区にある北島遊水地掘削の現場です。
この工事は、千歳川流域の洪水時の水位上昇を抑える目的で、川の築堤の外側を掘削して遊水地を作る工事です。
この現場も始まって日が浅いということもあり、掘削にとりかかるための準備段階で測量調査を行っているとのことでしたので、施工場所へは行かずに工事概要及び図面による説明を受け、現場を後にしました。

左から對馬さん、松田係長、政田所長、中山社長

 


 

東の里遊水地掘削
工事名称:石狩川改修工事の内 東の里地区遊水地掘削工事
施工場所:北広島市
施工期間:2011/09/09~2012/03/19
現場担当者:村上 雄一郎、金村 盾一、泉 翔太

次に向かったのは北広島市東の里地区にある東の里遊水地掘削の現場です。
この工事もひとつ前の現場と同様、千歳川流域の洪水時の水位上昇を抑える目的で、川の築堤の外側を掘削して遊水地を作る工事です。この地区の工事は今年から始まり、遊水地の完成までには10年かかるそうです。
取材当日は、安全ISO部の高橋部長が月に一度の安全教育訓練のため現場に来ていました。その様子も見せていただきましたが、作業員の方々は皆真剣に教育を受けていました。
現場では、掘削、土砂運搬、サンドマット工の作業を行っていました。サンドマット工法とは、掘削した土砂の含水比を下げるため20㎝ほどの砂の上に土砂を置き盛土に使える土にする工法だそうです。実際にその様子を見せていただきこの現場を後にしました。

 


 

千歳川広島築堤
工事名称:石狩川改修工事の内 千歳川広島築堤工事
施工場所:北広島市
施工期間:2011/09/21~2011/12/26
現場担当者:尾崎 和雄、筒井 紳之、中川 英治

次に向かったのは千歳川広島築堤の現場です。
この工事は北広島市を流れる千歳川の築堤工事です。取材当日は、長沼町嶮淵遊水地内におかれている土砂と手稲から運ばれてくる砂を攪拌し、その攪拌された土を約20km離れた施工場所の北広島市共栄地区に運搬し盛土して築堤を行っていました。この現場でも1日約40台のダンプが8往復して1,500m3もの土を運んでいるそうです。

 


 

長沼ほ場
工事名称:経営体 西長沼第3 第51工区
施工場所:夕張郡長沼町
施工期間:2011/03/28~2012/02/20
現場担当者:遠藤 達也、佐藤 和晴(不二建設)、馬場 直人

次に向かったのは、長沼ほ場の現場です。
この工事は、田畑の古くなった管水路・開水路・排水路・暗渠を新しいものに換える工事です。最初に伺った栗山ほ場の現場と同様、古くなった管やトラフを新しい管に換えることにより途中での水漏れをなくし、暗渠をいれることにより水はけが良くなり、結果的に畑作物の生産性が向上するそうです。施工箇所は広い田畑の中に何カ所にも分かれて点在し、その田畑の受益者の方々は21名もいるそうです。現場担当の遠藤所長は、毎日数名の受益者の方に連絡を取り、細かな打合せを欠かさず行っているそうです。
取材当日は、その中の一つで開水路の設置を行っている畑を見せていただきました。

 


 

厚別水道
工事名称:東北通幹線耐震化工事その9 No.9-0013
施工場所:札幌市厚別区
施工期間:2011/08/10~2012/06/14
現場担当者:船木 敏州、砥石 康則

最後に向かったのは、札幌市厚別区の厚別南地区で施工中の厚別水道の現場です。
この地区には今現在、配水管は1路線しかないため2路線に増やし、災害時にも安定した水の供給が出来ることを目的として行われている工事です。新しい水道管を地中に埋設し、その水道管を既存の水道管に接続するそうです。
取材当日は、道路上では水道管を地中に埋設するために立坑を掘削する作業が行われ、サイクリングロード上では、立坑を掘削する前の地盤改良の薬液注入作業が行われていました。このように、現場は交通規制を行いながらの道路上での作業や、サイクリングロード上での作業であり、車や人・自転車での往来が頻繁なので、第3者災害のないよう細心の注意を払っているそうです。また、近くの小学校の通学路にもなっているため、歩道のフェンスには工事の流れがわかりやすく図解され、水道に関するクイズも貼られていました。
最後に、社長の現場訪問に同行した証拠(?)として社長、船木所長と共に私も写真に収まり現場を後にしました。