中山社長の現場視察 NO.106 妹背牛8号支線用水路→新十津川新北部ほ場→千代志別改良→中小屋西ほ場

中山社長の現場視察 NO.106 妹背牛8号支線用水路→新十津川新北部ほ場→千代志別改良→中小屋西ほ場

早いもので会社に勤めて20年経ちましたが、今回はじめて中山社長と現場へ同行させて頂きましたので、弊社HPで最もアクセス数が多い社長現場訪問記に投稿させて頂きます。
全行程320kmあまり、社長と様々なお話を車中でできたのも貴重な体験でしたし、普段会社ではあまり見ることのできない現場の方々の真剣な顔つきと、現場に取り組む前向きな姿勢がとても印象的でした。 拙い文章ですが、是非目を通していただけると嬉しいです。 (事務管理部 藤田)

 

妹背牛8号支線用水路
工事名称:妹背牛地区 8号支線用水路外一連工事
施工場所:雨竜郡妹背牛町
施工期間:H27.06.23-H28.02.26
現場担当者:畠中 克則、本田 孝裕、政田 博康、金村 盾一

一番目に訪問したこちらの現場は、深川留萌自動車道深川西ICの北東側に広がる穀倉地帯に位置する「妹背牛8号支線用水路」の現場です。
主な工種は整地工と、複数面に跨ったほ場(田んぼ)へ水を給排水する支線用水路、支線排水路、さらにほ場の中に水を給排水する為のほ場内用水路とほ場内排水路等があります。 整地工(3.91ha)は既に完成しているそうですが、支線用排水路は、田んぼへの水が不要となる8月下旬頃から行うため、現在20%~30%の進捗率との事です。
既存の地上にあった幹線用水路を撤去し、2.5m掘削し新しい水路を埋設する訳ですが、雨などの天候不良時には土が崩れやすくなる為、細心の注意を払って作業しているそうです。 訪問日の早朝には一面真っ白となるほどの雪が降ったそうです。これから寒くなりますが体調管理にも気を配りながら完成を迎えて欲しいと思います。お忙しい中対応ありがとうございました。

 


 

新十津川新北部ほ場
工事名称:経営体 新北部地区 62工区
施工場所:樺戸郡新十津川町
施工期間:H27.06.02-H28.01.20
現場担当者:廣木 亜央、山本 哲栄(遠藤組)

さらに妹背牛から車で20分ほど移動し、国道275号と451号が交わる新十津川町大和地区にある新十津川新北部ほ場の現場へ向かいました。今回はご縁があり、遠藤組さんとの企業体での施工となります。整地工は全部で6箇所ありますが、夏施工でほぼ終わりを迎えているとの事でした。
これからは秋施工の用水路工(1600m)、排水路工(630m)、管理孔(5箇所)の工程に取り掛かるそうですので、これまで同様に安全施工をお願いします。
こちらの現場だけではありませんが、施工地が地区内に点在している為、進捗状況の偏りが少なくなるよう、気を配りながらの施工となったそうです。 工期もこれから3ヶ月ほどありますが、安全無事に工事を終えられますようお願いします。 廣木さん、山本さん、お忙しい中のご対応ありがとうございました。

 


 

千代志別改良
工事名称:一般国道231号 石狩市 千代志別改良外一連工事
施工場所:石狩市浜益区千代志別
施工期間:H27.03.30-H28.03.18
現場担当者:小林 康人、小田桐 健、三上 恭弘、池本 洋平

3番目に訪問した現場は、石狩市浜益区の千代志別改良です。現場は2箇所で施工しています。
1箇所は千代志別トンネル出口とガマタトンネル入り口の75.6m間に覆道(場所打杭と底版部分)を作る工事。 もう1箇所は千代志別トンネルの海側に開口部設置されるため擁壁を作る工事です。
既存の波返し擁壁に併設し水中コンクリート打設で基礎を作り、その上に波消ブロック(現場製作 高さ1.5m 4段)を積上げ、さらに厚さ1.2mのコンクリートを打設し作業車両が方向転換できるスペースを確保、トンネル上部に行ける斜路を作ります。今回の工事では既存トンネルの開口設置と斜路造成はしないそうです。

トンネル開口部と海岸に作られた擁壁の様子

現場は海岸沿いの国道ですので、高波の影響をまともに受けてしまいます。10月中は爆弾低気圧など不安定な天候が続き、越波による冠水で3度も国道が通行止めになったり、高波でテトラポットが流されたり、作業用の足場が壊されたりと、思うように工事が進まず大変な苦労をされたそうです。 訪問日も晴天ではあるもものの風がとても強く、日々天候に左右される過酷な現場であると痛感しました。
工期は来年3月までで、これから更に寒く厳しい季節となりますが、安全第一で施工し無事に竣工を迎えて欲しいと思います。 現場の皆さんには大変忙しい中、貴重なお話を聞かせて頂きました。ありがとうございました。

 


 

中小屋西ほ場
工事名称:経営体 中小屋西外2地区 63工区
施工場所:石狩郡当別町、樺戸郡月形町
施工期間:H27.06.15-H28.02.19
現場担当者:丹波 友介、山西 陽一(新昌建設)

最後に訪問したこちらの現場は、当別町と月形町の境界線近くに事務所を構える「中小屋西ほ場」の現場です。
今回ご縁があり、新昌建設さんとの共同企業体での施工となります。 中小屋地区が両町との境界近くにあるため、工区も当別と月形それぞれに点在しています。 主な工種は整地工(7.0ha)、暗渠排水工(8.2ha)、管水路工(368.5m)、附帯暗渠排水(364.5m)等ありますが、これらの工種は概ね終了しているそうで、これからは他所から土を運び入れる客土工の前段として、調査測量を始めるそうです。
工期も約4ヶ月程度残っていますが、安全な施工と体調管理に注意して無事に完成を迎えて欲しいと思います。 お忙しいところご協力ありがとうございました。