先取精神の強い社風
先取精神の強い社風
2003-04-01- 株式会社中山組創業80周年記念座談会 №1
-
- 菅(以下司会)
-
今日は皆さんお忙しい中ありがとうございます。 今回の座談会は、入社10年から15年くらいの若手から中堅どころで、今後益々活躍を期待されている社員の皆さんを代表して5名の方に集まっていただきました。創業80周年を迎えた中山組が 、今後90年、100年とどのような企業として活躍・発展していくのか、そんな展望が感じられるような座談会になればと思っています。できるだけ自由な形で緊張なく発言していただければと思います。それではまず、今日出席されている皆さんが入社された10年、15年前から現在までを振り返って社長 よりお願いいたします。
-
- 社長
-
昨日「やくしん」を見ていたんだけど、ちょうど10年前の93年頃は環境とかリサイクルという言葉が 出始めた時期で、建築事業部では滝川市の庁舎という大きい物件を受注しています。
それから流れが変わってきたなというのは、IT化の関係でCALS/ECやISOの話しがちらちら出てきた94年以降。土木積算課ができたのが94年3月で、今色々な形で米陀部長や滝沢次長がやっていますけど、その走りとなった大曲の宅造が94年に始まっています。そして一番期待というか懸案事項だった新社屋の準備委員会が95年に発足し、実際に着工するまでは3年くらいかかりました。
97年には品質環境部が発足して、当時は土木のISO9002の取得に向けてスタートしています。97年5月に中山組のホームページ開設、それに伴って情報システム委員会が発足しています。
その時の情報システム委員会の目標が、全社ネットワークの形成、イントラの整備、現場支援システムの形成を三本柱として、当時 の小山田専務が委員長となり、98年の全社大会で初めてパワーポイントを使い、皆さんに情報システム委員会による中山組の今後のあるべき姿の説明がありました。これは私としても非常に印象強く覚えています。これはもう小山田さんの功績が大き かったと感じていますし、感謝もしています。
そして98年3月には、土木のISO9002の認証を取得、98年7月に本社社屋着工、12月に建築のISO9001を取得しています。元々新しもの好きというか、先取の精神は強い社風だと思ってますので、それがその後のバネになったかなと思います。
99年には念願の新社屋が落成、社内LANを構築して全社員にパソコンを1台ずつ渡すことができました。この年に東北営業所を開設し大郷町のPFI的事業に取り組み、2000年2月には支店に昇格、2001年に私が社長になり、去年2月には茨城に営業所を開設、これがこの10年間の流れです。
やはり一番は新社屋の建設とIT化、それにISO、これは建設業の今の時代の流れにも遅れていないし、先取をしてやってきているかなという自負だけはあるというのがこの10年の感想です。