中山社長の現場視察No.234 ニセコ富川宮田ほ場→NVカサラ温泉改修→Onsen新築→AKIニセコ→ニセコひらふ造成

中山社長の現場視察No.234 ニセコ富川宮田ほ場→NVカサラ温泉改修→Onsen新築→AKIニセコ→ニセコひらふ造成

 令和6年10月8日(火)~9日(水)、中山社長の現場視察が行われました。今回は「ニセコ富川宮田ほ場」、「NVカサラ温泉改修」、「Onsen新築」、「AKIニセコ」、「ニセコひらふ造成」建築3現場、土木2現場を視察され、現場取材として同行させて頂きました。各現場の方々には丁寧にご対応いただきありがとうございました。
(総務部 丸)

ニセコ富川宮田ほ場
工事名称:ニセコ地区 富川宮田工区区画整理工事
施工場所:虻田郡ニセコ町
施工期間:R6.3.8-R7.2.7
現場担当者:丹波友介、長谷川功陽

最初に訪問したのは「ニセコ富川宮田ほ場」の現場です。こちらの現場では農地の区画整理工事を行っています。昨年も同地区にて区画整理工事を当社で施工しており、昨年同様の広大な施工範囲に加え、約38万㎥にもなる大規模土工をスクレープドーザー(通称:メンク)と呼ばれる重機を使用しながら施工しています。その規模の大きさから、各方面の視察や普通科高校がICT施工の現場見学を目的として訪れたこともあるなど、社内外から注目されている現場となっています。施工にあたっての安全管理として、4工区から成る広大な施工範囲は国道を跨ぎ工区が点在しているため、工事車両の交通管理を徹底しています。また、多岐に渡る工種を並行して施工しているため、施工区分の打合せを毎日行うことで重機災害の防止に努めているそうです。現在の進捗は既に9割近くが完了済みということで順調です。今後、残す整地工を完了させ降雪前の検査を経て竣工となります。現場担当者の皆さんにおかれましては、お忙しい中丁寧に対応していただきありがとうございました。


NVカサラ温泉改修
工事名称:KASARA温泉改修工事(2戸)
施工場所:虻田郡ニセコ町
施工期間:R6.8.1-R6.11.15
現場担当者:黒岩千尋

続いて訪問した現場は「NVカサラ温泉改修」の現場です。当現場では、家族向けコンドミニアムのガレージ部分を浴室に改修する工事を行っています。こちらのコンドミニアムは「カサラ・ニセコビレッジ・タウンハウス」という名称で、全8戸がタウンハウスのように並んでいます。日本の古き良き伝統的な住居を思わせる外観に加え、現代的なデザインの中に和の文化が調和した内装が特徴の建物です。近隣に駐車スペースがあることから、コンドミニアムの滞在者がガレージを利用する機会は少なく、有効活用の方法として考案されたのが浴室への改修で、本工事では全8戸のうち2戸を浴室へと改修し温泉を引き込みます。2戸の改修後は、利用客の反応を見ながら残り6戸の改修を判断するそうです。11月中旬の工期に向け順調に進んでいるとのことですが、体調には十分気を付けて無事に竣工を迎えていただきたいです。お忙しい中ご協力いただき、ありがとうございました。


Onsen新築
工事名称:Onsen 新築工事
施工場所:虻田郡倶知安町
施工期間:R6.4.1-R7.6.30
現場担当者:瀬戸規文、阿部哲也、井岸蓮

2日目は初めに「Onsen新築」の現場へお邪魔しました。こちらの現場では、地上2階建、鉄筋コンクリート造の温泉施設を建設しています。1階部分には飲食店が入る予定で、2階部分が公衆浴場となっており、外観の石積みが特徴的なデザインの建物です。視察当日は、2階部分の梁鉄筋を型枠内に収める梁落とし作業とスラブ配筋の作業が行われており、現場内では50名ほどの作業員の方々と連携しながら施工にあたる姿が見受けられました。継続的な開発・発展が進むニセコ地区においては、建設重機の手配や資材の納期、諸事項の確認にも時間を要します。また、札幌市内と比べ降雪のタイミングも早く降雪量も多いため、余裕を持った工程管理に加え、発注者との密なコミュニケーションが大切になるそうです。今後、年内には躯体工事を完了し、冬期間も中断することなく施工を進めると伺いました。安全管理や体調管理に気を付けて来年6月末の竣工を迎えていただきたいです。お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。


AKIニセコ
工事名称:AKI NISEKO Plot E 新築工事、AKI NISEKO Plot H 新築工事
施工場所:虻田郡倶知安町
施工期間:R5.9.19-R7.2.28
現場担当者:村田拓宏、菊地友也、伊勢昇

「AKIニセコ」の現場です。こちらの現場では、ヴィラと入居者専用のクラブハウス建設用に造成された15か所の宅地のうち、E宅地とH宅地の2か所でヴィラを建設しており、併せて受変電設備工事と温泉機械室の施工も予定しています。現在はE宅地を施工中で、視察時点での進捗は54%とのことでした。地上4階建てのヴィラは温泉、サウナといった高級コンドミニアムに引けを取らない充実した設備に加え、外観や内装にR加工と呼ばれる丸みを帯びた加工が施されており、現代的なデザインと子どもや年配の方でも安全に過ごすことができる空間を実現しています。今後、E宅地での建設は12月下旬からの工事自粛期間を迎えるまでにほぼ完了し、自粛期間明けの来年4月よりH宅地での施工が本格的に始まります。建設前の宅地に現場事務所を構えておりますが、当該箇所の購入者が決まると事務所を移動しなくてはならないそうで、現在の事務所も別の宅地から移動してきたというお話もお聞きすることが出来ました。現場担当者の皆さんにおかれましては、お忙しい中丁寧に対応いただきありがとうございました。


ニセコひらふ造成
工事名称:Niseko Cliffside
施工場所:虻田郡倶知安町
施工期間:R6.4.1-R7.10.31
現場担当者:荒好輝、廣木亜央、宮沼律也

「ニセコひらふ造成」の現場です。造成と聞くと住宅地を想像する方も多いと思いますが、こちらの現場は別荘地の造成で、敷地内の道路と橋梁の施工を行っています。また、下水道工事や排水工事も併せて施工しており、今後は温泉設備の配管工事や電気工事も行うなど、そこに暮らす人たちの生活基盤を整える民間土木工事としては規模の大きな工事です。造成完了後は、羊蹄山が見える抜群の景観にコンドミニアムや管理棟、ショップ棟、テニスコートも建設される予定とのことです。当現場では、工事に伴う木々の伐採は必要最低限とし、自然景観を損なわないよう配慮する必要があり、草木の緑を残すために設計や施工方法を変更するなど予定通りに進まない難しさもあったようです。また、当該地域では地中に転石が多く埋没しているという特徴があり、その大きさは一般的な転石と比べても大きく処理するのが大変とのことですが、一部の転石は先に訪問した「Onsen新築工事」建物外観の石積み部分に再利用されることになっています。今後は積雪の関係による12月中下旬から4月中旬ごろまでの中断期間を経て、来年10月末の竣工に向けて施工を進めていきます。現場担当者の皆さんにおかれましては、お忙しい中丁寧に対応していただきありがとうございました。