中山社長の現場視察NO.132 滝川再開発金融棟→妹背牛町東地区ほ場→雨竜5丁目西2号ほ場→H30新北部ほ場

中山社長の現場視察NO.132 滝川再開発金融棟→妹背牛町東地区ほ場→雨竜5丁目西2号ほ場→H30新北部ほ場

平成30年7月6日、中山社長の現場視察が行われました。今回は「滝川再開発金融棟」、「妹背牛町東地区ほ場」、「雨竜5丁目西2号ほ場」、「H30新北部ほ場」の土木3現場、建築1現場を視察され、現場取材として同行させていただきました。各現場担当の方々にはお忙しい中時間を割いて丁寧に対応していただきありがとうございました。
(滝川総務部 宮森 彩衣果)

滝川再開発金融棟
工事名称:滝川市栄町3-3地区優良建築物等整備事業 第2期工事
施工場所:滝川市
施工期間:H29.4.11-H30.7.31
現場担当者:森下 修一、三浦 一謙、田辺 直樹

はじめに向かったのは今回唯一の建築現場でもある「滝川再開発金融棟」です。こちらは昨年に続いて2度目の訪問で以前にもご紹介させていただきましたが、北門信用金庫が本店として利用するオフィスビルを新築する建築物等整備事業の第2期工事で、昨年5月から隣接する名店ビルの解体が始まりました。前回訪問時は跡地に基礎部分を施工中でしたが、その後工事は順調に進み、完成間近のビル内を案内していただきました。
まず、ガラスに囲まれた1階の待合スペースに入ると2階と吹き抜けの構造になっていました。外から差し込む自然の光が心地よく感じられ、明るく開放的な印象を受けます。窓口のカウンターには、様々な種類の木を繋ぎ合わせたものを素材として使用しており、それぞれに木の名称が印字されていました。子供の目線の高さに設置されているので小さなお子さんも見て触って楽しめます。また、同じく1階には市民ギャラリーも併設されており、写真や絵の展示など市民の文化活動をサポートする場として無料でスペースを開放する予定で、これは全国的にも珍しいケースだそうです。移転オープンは10月9日です。
今年の滝川は雪も非常に多く、厳しい冬の季節をはさんでの施工は本当に大変だったことと思いますが、たくさんの利用者さんが心待ちにされていると思いますので、工期の7月末まであともう少し、最後まで事故なく無事に竣工を迎えられることを願っています。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。


妹背牛町東地区ほ場
工事名称:経営体 妹背牛東地区 41工区
施工場所:雨竜郡妹背牛町
施工期間:H30.3.26-H31.1.30
現場担当者:三上 恭弘、池本 洋平、松澤 智希

次に向かったのは「妹背牛町東地区ほ場」です。
こちらの現場は、ほ場及び用排水路の整備を行う工事で、内容は区画整理 14.6ha、用水路工1,580m、排水路工 1,499mとなっています。
着手時は地元説明会が無く、各農家と個別での打合せが欠かせずその調整等に苦労されたそうですが、改良区の職員の方のご協力により工事は進んでいるそうです。
測量等を行いつつ、主な施工は収穫を待っての着工になるとのことで、訪問時は現場を見ることはできませんでした。秋からの施工は落水後に用水路工の施工から始まり、稲刈り後からは、排水路工で施工できなかった箇所と整地工の施工を計画しているそうです。これから施工する工事量の方が多く、広範囲になり天候にも左右されるため打合せを密に行って円滑に進捗させていきたいとお話ししてくださいました。
自然と上手につきあいながらの施工はとても大変だと思いますが、無事に完成を迎えられるよう願っています。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。


雨竜5丁目西2号ほ場
工事名称:雨竜暑寒地区 5丁目西2号線工区区画整理工事
施工場所:雨竜郡雨竜町
施工期間:H30.4.2-H31.1.31
現場担当者:遠藤 達也、石澤 伸野、松永 諒太、平野 拓斗

妹背牛町から車で20分ほど移動し、次に向かったのは「雨竜5丁目西2号ほ場」です。
こちらは今回訪問した土木3現場のなかで唯一、作業状況を現地で見せていただくことができました。まず事務所で説明を受けてから現場へと向かいました。
この工事は、農業生産の向上と安定を目的としたほ場の区画整理工事で、整地工 20.6ha、暗渠排水工も同じく20.6ha、農道工 5,100m、用水路工 2,330m、排水路工 3,120mと工種も多岐に渡ります。当日は少し晴れ間も見えましたが、7月2日から視察前日の5日までの4日間に7月の平年降水量を超え、災害対策本部が設置されるほどの雨が降った影響で整地工などは着手できていないようでしたが、法面整形やトラフ設置などの作業が進められていました。
連日の雨の影響で他社の現場では被害も出ているとのことで、中山社長も現場の進み具合や災害による事故など安全面でも大変心配されていたようでしたが、遠藤所長も夜中に事務所で待機して見回りをするなどしっかりと対応されていて何事もなく、また、皆さんに直接会ってお話を聞けたことで安心されたようでした。
不安定な天候も続いていてこれから暑さも増してきますが、熱中症など体調にお気を付けて、無事故・無災害で工期を終えられるように願っています。お忙しい中、時間を割いて対応していただきありがとうございました。


H30新北部ほ場
工事名称:経営体 新北部地区 62工区
施工場所:樺戸郡新十津川町
施工期間:H30.5.16-H31.3.20
現場担当者:光原 周平、山本 哲栄(遠藤組)

最後に向かったのは「H30 新北部ほ場」です。
こちらの工事は新十津川町新北部地区の区画整理及び農業用用排水施設整備を行う工事です。 内容は、整地工2.2ha、暗渠排水工10.2ha、用水路工1,705m、排水路工340mで、用水路工では、開水路、管水路の施工の他、揚水機場や、PHC杭を基礎とする掛樋(用水路が排水路を横断するための水路橋)といった構造物の施工もあります。
こちらも先ほどの妹背牛の現場と同様に、施工内容の多くは作物の収穫、用水路の落水後の着手になるため、残念ながら現場を見ることはできませんでしたが、新北部地区現場の企業体でずっとご縁のある遠藤組さんとともにお話を伺うことができました。
現在の状況は、5月末より先行して行っていた整地工が完了し、7月末より予定されている暗渠排水工の段取りや現地での測量を行っているそうです。メインとなる用水路工は、計1,705mを順次施工しながら揚水機場に着手しますが、例年雨天の多い秋から真冬にかけて施工するため、天候等の影響により工程の調整が難しいと予想されるとのことでした。
積雪も多く、厳しい寒さの中での施工は本当に大変だと思いますが、早期完了を目指して頑張ってください。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。