手稲区鉄北小学校にて水道工事に関するプレゼンテーションの発表会を行いました。

手稲区鉄北小学校にて水道工事に関するプレゼンテーションの発表会を行いました。

札幌市立手稲鉄北小学校 プレゼンテーション発表会
平成18年12月13日 札幌市立手稲鉄北小学校

去る12月13日(水)、札幌市立手稲鉄北小学校にて、いま札幌の水道を勉強している第四学年の児童97名と担当の先生方5名の計102名を対象に、「札幌の水道」を題材としたプレゼンテーション発表会が行われました。

主催となったのは手稲水道(二十四軒手稲通幹線新設工事その21)の現場代理人・船木さんが会長を務める二十四軒手稲通幹線連絡協議会で、現在札幌市水道局発注の5工区のJVが集まり毎月協議会を開催しています。

その協議会の中では、「ただ工事をするだけではなく、地域の為に更に何か残したい」という意見が強く、「地域の子ども達の為に何かしたい」、「手稲地域の子ども達になぜ今水道工事をしているのか等を説明したい」という意見を元に綿密な協議を重ね、このたびの発表会が発案されました。

5工区とも手稲鉄北小学校の校区内ということもあり、札幌市水道局の御協力も得て同小学校教頭先生にこの話を提案したところ、小学校の社会科の星野先生のお心遣いもあり、この発表会の実現にたどり着く事が出来たそうです。

大庭組・水野さん 中山組・船木さん

星野先生

発表会の大まかな構成は、

①スタッフ紹介、

②札幌の水についての概要を説明

「手稲地区にどのように水が届くのか」

「今現在、我々の工事はどの場所で行っているのか」

「ダムの大きさはどのくらいか」

「我々の水源である川を汚してはいけない」

「札幌の水はなぜおいしい」など。

③動画の資料を用いた説明

実際の現場の写真、推進工法、開削工法。

④水道クイズ

「手稲地区の皆さんが飲んでいる水を採取している川は?」

「札幌の水はなぜまろやかなのか?」

「札幌市水道局のイメージキャラクターは?」

「札幌市水道局のイメージキャラクターの名前は?」

「札幌の水の飲み比べ」

⑤質問コーナー

と企画盛りだくさんでした。発表会の総合司会には、協議会副会長である坂本建設JVの佐藤さん。佐藤さんのおもしろおかしい司会は児童にも好評でした。

プレゼンテーション担当は、中山組JVの船木さんと協議会副会長でもある大庭組JVの水野さん。船木さんは札幌の水道のしくみ、手稲地区の工事の目的、水道クイズ等、資料を作成しました。水野さんは実際の現場の写真や動きのあるFLASHアニメーションを作成し、児童の興味を引いていました。水道クイズでの司会者との連携もなかなかのものでした。

写真撮影、児童への資料配り、会場設営の担当はアイケン工業JVの松浦さん、大功建設JVの佐藤さん(赤西さんの代理)が行いました。会場の段取りを含め、2人の手際の良さがひときわ目に付きました。 更に発注者でもある札幌市水道局の明石さん、前田さん、斎藤さんも参加され、好奇心旺盛な子供達からの大胆な質問を親切・丁寧に解答されていました。

坂本建設・佐藤さん

水道局の明石さん

また、水の飲み比べは、札幌市の水はどちらでしょう?というもので、くじで選ばれた児童にあててもらうという内容のものでした。

実際に飲んで比べてみると、普段飲み慣れている札幌市の水とミネラルウォーターの区別を付けるのがとても難しかった様子で、残念ながら際どいところでおいしいのはミネラルウォーターと答えてしまい、関係者は苦笑いといった感でしたが、逆に子供達にとっては札幌市の水は市販されているミネラルウォーターの品質に限りなく近いおいしい水であったのだと思います。

子供達には難しかった?!水の飲み比べの様子

最後の質問コーナーでは関係者もドキッとするような質問が飛び出しましたので、何点かご紹介させていただきます。

  • 札幌市の水道管の長さはどれくらいですか??
  • 手稲は星置川に近いのになぜ豊平川から水を引くの?
  • 水の中の成分は何種類くらいありますか?
  • 豊平峡ダムの水は札幌市の何日分の水が蓄えられてますか?
  • 水道工事をするにはどんな免許(資格)が必要ですか?

最後の質問に答えた坂本建設佐藤さんは、「子供達が水道工事や我々スタッフに興味を持ってくれたようでとても嬉しいです。この中から水道工事の関係者が育ってくれると嬉しいすね」とおっしゃっていました。

また船木さんも機会があればまた子供達の前で発表会を行いたいと話していました。

次回はさらにパワーアップした楽しい発表会になることでしょう。

スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。また、今回この様な発表・取材の場を設けて頂いた手稲鉄北小学校の教頭先生、星野先生を始めとする教職員の方々には深く感謝申し上げます。児童の皆様には、今後何かに役立てて頂ければ幸いと思います。