千歳川第2揚水機場

千歳川第2揚水機場

工事名道央用水(三期)農業水利事業千歳川第2揚水機場樋門改築工事
発注者札幌開発建設部
施工者(株)中山組
施工場所恵庭市
工 期平成26年9月27日~平成27年11月30日


工事概要

施工延長 L=87m、
河川土工(掘削)V=3600m3、(盛土)V=7600m3、
地盤改良工(中圧噴射撹拌工)N=344本、
樋門工 (矢板工)N=69枚、(鉄筋コンクリート)V=502m3
PC函渠(1.8m×1.8m×60.8m)
機械設備工一式、二重締切工一式、土留工一式

恵庭市北島の千歳川が目の前のこの現場は、国営かんがい排水事業に伴い、千歳川第2揚水機場樋門の改築を行うものです。この近くには北島遊水地、東の里遊水地など中山組で施工中の千歳川河川整備計画などの遊水地造成が多いのですが、こちらの現場は遊水地事業とは異なり、北島地区に広がる穀倉地帯へ千歳川の水を農地へ送り出す「揚水機場樋門の改築」が目的となります。

現在は進捗率が90%で工期も終盤を迎えているとの事でしたが、取材当日は護岸工事と盛土工事の真最中で、新人の辻本くんが頑張っていました。

右側の矢板部分が千歳川、左奥が樋門の取入口です。

取入口正面からの写真です。中に異物やゴミが入らないよう、斜めに格子がついています。

今年入社した辻本くんも額に汗を光らせながら一生懸命作業していました!

折角なのでタラップから樋門の中に入れてもらいました。

入ってすぐ目に飛び込んできたのが、引き上げ式のゲートです。油圧で開閉するカッコ良いロボットの様な扉の奥には、内径縦横1.8mの函渠30個が連なり、延長60.8mの水路が陸地側へと伸びています。

油圧引き上げ式ゲート

函渠設置(2015年2月)の様子

左から現場代理人の近江谷さん、春木さん、新人の辻本くんです。

これから台風の時期と重なるなどの影響もあり、工期終了まで気苦労されることが多いと思いますが、完成まで頑張って欲しいです。また取材当日は、涼しくなったとはいえ、まだまだ暑さの残るお忙しい中、近江谷さんには親切丁寧に説明して頂きました。次も取材の機会がありましたら、是非ご協力をお願いします。ありがとうございました。