中山社長の現場視察NO.179 新十津川日進ほ場→雨竜停車場線ほ場→雨竜川八丁目頭首工→妹背牛鉄道橋河岸保護→滝川看護学院

中山社長の現場視察NO.179 新十津川日進ほ場→雨竜停車場線ほ場→雨竜川八丁目頭首工→妹背牛鉄道橋河岸保護→滝川看護学院

 令和3年9月1日、中山社長の現場訪問が行われました。今回は「新十津川町日進ほ場」「雨竜停車場線東ほ場」、「雨竜川八丁目頭首工」、「妹背牛鉄道橋河岸保護」、「滝川看護学院」の土木4現場、建築1現場を訪問され、現場取材として同行させていただきました。
車での移動中に雨に当たる場面もありましたが、現場では晴れ間も多く見られるなかお話を伺うことができました。各現場担当の方々にはお忙しいところ丁寧に対応していただきありがとうございました。
(滝川総務部 宮森 彩衣果)

※各現場の集合写真は、撮影時のみマスクを外しております。

新十津川町日進ほ場
工事名称:経営体 日進第1外1地区 42工区
施工場所:樺戸郡新十津川町
施工期間:R3.3.26-R3.12.10
現場担当者:小笠原 公輝、岸上 貢弘(遠藤組)

 最初に向かったのは、遠藤組さんとの企業体で共同施工している「新十津川町日進ほ場」です。こちらは新十津川町日進地区の区画整理及び用排水施設整備を行う工事で、農産物の安定的な生産と農業経営の体質強化を目的としています。
主な内容は整地工、暗渠排水工、用水路工、排水路工、工作道路工となっています。切盛が6,000㎥ほどと多く排水工になかなか着手出来なかったそうですが、面工事は無事に完了し、訪問時は排水工の作業を行っているところでした。面を優先的に行ったとのことで現場を見せていただくと、とても綺麗に整えられていて社長も感心されていました。
 厳しい暑さも一段落して過ごしやすい季節になりましたが、体調管理には十分お気をつけて無事に竣工を迎えられるよう願っています。お忙しい中、小笠原所長をはじめ遠藤組の方々にもとても親切に対応していただきました。ご協力どうもありがとうございました。


雨竜停車場線東ほ場
工事名称:雨竜暑寒地区 停車場線東工区区画整理工事
施工場所:雨竜郡雨竜町
施工期間:R3.3.2-R4.1.28
現場担当者:廣木 亜央

 2番目に向かった現場は、「雨竜停車場線東ほ場」です。この工事はほ場の整備区画整理工事で、ほ場の大区画化や農道の整備、用水路・排水路の整備などを総合的に実施するものです。耕地が整備されることにより、労働力の軽減や採算性が向上し農地の高度利用が実現します。また、将来の地域農業の担い手の育成など農業経営の安定化にも繋がります。施工面積は11.4ha、主な工種は、整地工、暗渠排水工、客土工、農道工、支線排水路工、ほ場内用水路工、ほ場内排水路工と多岐に渡り施工します。現場に着くと、こちらの雨竜地区で暗渠工の材料として指定されている素焼きのパイプが積み上げられていて、土中に埋める準備が進められていました。今後はひとつひとつ手で並べていく地道な作業が続くそうです。今年は晴れの日が多く天候に恵まれ工事は順調に進んでいるそうです。
 これから雨天の多い秋へと進み、天候等の影響による工程の調整も必要になるかと思いますが、無事故無災害で早期完了することを願っています。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。


雨竜川八丁目頭首工
工事名称:雨竜川下流農地防災事業 八丁目頭首工建設工事
施工場所:雨竜郡秩父別町
施工期間:R2.6.26-R7.3.17
現場担当者:石澤 伸野、佐々木 奎太

 次に向かったのは、秩父別町の現場で「雨竜川八丁目頭首工」です。主な工事内容は、土工(掘削)、矢板工(Ⅱw型 L=2.0m)、堰柱工(RC構造)、エプロン工(RC構造)、護岸擁壁工(B=6.5m,H=6.5m)、根固め工(3t級/個)、魚道工(B=4.2m)、取水工(取入口幅2.8)です。こちらの現場は工期が5年と長きにわたり、本年は2年目で昨年に続いて訪問させていただきました。頭首工本体の施工が渇水期間となるため1年前の訪問時にはあまり工事は進んでいませんでしたが、現場に到着すると水門のゲートを支持するための堰柱が3基設けられており、あまりの景観の変わりように社長も驚かれていたようでした。これからはゲートや護岸擁壁工、エプロン工などに着手されるそうですが、石澤所長は昨年の経験から10月以降は不安定な気候が続くことを心配しており、その影響で川の水位が上がらないか懸念されていました。
 今後は厳しい寒さの中での施工となり本当に大変だと思いますが、安全面や体調管理にお気を付けて無事に今年度の予定分の施工を終えられるよう願っています。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。


妹背牛鉄道橋河岸保護
工事名称:石狩川改修工事の内 妹背牛鉄道橋下流地区河岸保護外工事

施工場所:雨竜郡妹背牛町
施工期間:R3.3.30-R4.1.6
現場担当者:泉 翔太、山下 純平

 続いて向かったのは「妹背牛鉄道橋河岸保護」の現場です。この工事は石狩川の河川整備を行い河岸を保護することにより、洪水などによる河川の氾濫防止や水流の正常な機能を維持し、河川環境の安全を守ることを目的としています。
工事延長260mを鋼矢板・コンクリートブロック等を用いて施工します。主な工種は、河川土工掘削、矢板護岸工、法覆護岸工、根固め工です。現場では重機が絶えず稼働しており、掘削やブロックの布設作業が行われていました。掘削時に発生する土の置土場が美唄市となっており、運搬距離が非常に長く、交通災害などを防ぐために安全管理にも努めながら作業をしているそうです。また、出水時期の施工となるため、流水量に注意しながら対策をしているそうですが、施工当初に雪解け水による増水が見られた以外は天候も良く、水位も継続的に安定していて、順調に工事は進んでいるとのことでした。
 これから冬へ向かい厳しい環境下での仕上げになると思いますが、無事故・無災害で工期を終えられるように願っています。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。


滝川看護学院
工事名称:滝川市立高等看護学院新築B工事
施工場所:滝川市
施工期間:R3.3.18-R4.2.28
現場担当者:三浦 一謙、藤井 雅寿

 最後に向かったのは、今訪問唯一の建築現場の「滝川看護学院」です。
現在の滝川看護学院は老朽化が著しく、換気設備も不十分で感染防止対策が難しいため、建て替え・移転することが決まりました。滝川市立病院に隣接した土地に新しく建設される新校舎は、鉄筋コンクリート造3階建てで、延べ床面積は現校舎の1.5倍ほどの約2,000㎡になります。
建物内を案内していただきました。1階から3階まで全て校舎として使用されるものと思っていましたが、看護学院として教室や実習室を備えるのは2階から3階までで、1階にはカルテ庫、市立病院職員用の院内保育所も併設されるそうです。看護を学ぶ生徒さんだけでなく、現在病院に勤める方も働きやすいよう配慮された造りになっていました。他にも自治会室、多目的室があり、市民も利用できる可変する施設になっていました。
 看護学院・保育所は共に来年4月からの開校・運用開始を予定しているとのことです。工期まで残り半年ほどとなりましたが、無事に竣工を迎えられるよう願っています。お忙しい中、時間を割いて対応していただきありがとうございました。