中山社長の現場視察NO.152 ルスツリゾートホテル→倶知安電線共同溝→ヤマケイ新築→ニセコIホテル→L邸新築→新幹線後志トンネル

中山社長の現場視察NO.152 ルスツリゾートホテル→倶知安電線共同溝→ヤマケイ新築→ニセコIホテル→L邸新築→新幹線後志トンネル

 令和元年9月10日、社長の現場訪問に同行させて頂きました。「ルスツリゾートホテル新築」「倶知安電線共同溝」「ヤマケイ新築」「ニセコIホテル」「L邸新築」「新幹線後志トンネル」の建築4現場、土木2現場に同行させて頂きました。
各現場の方々には、お忙しい中丁寧に対応して頂き誠にありがとうございました。
(札幌総務部 小倉 美帆)

ルスツリゾートホテル
工事名称:(仮称)ルスツリゾートホテル新築工事
施工場所:虻田郡留寿都村
施工期間:H30.6.1~R3.3.31
現場担当者:森下 修一、三浦 一謙、前田 浩一、田辺 直樹、清水 純也
藤井 雅寿

本日1つ目に向かった現場は「ルスツリゾートホテル新築」の現場です。本日は森下所長が不在の為、三浦さん始め現場の方々から説明を伺いました。
こちらは鉄筋コンクリート造、地下1階・地上10階建、延17,903㎡の大規模なコンドミニアムです。182室の内、50㎡の1ルームが最も多く、価格は6,100万円から最上階の4室は5億5,000万円と国内外の富裕層をターゲットにした高級コンドミニアムになります。
夏は遊園地、ゴルフ、パラグライダー・冬はスキーと年間を通して楽しめるため海外の方だけではなく日本人にも大変人気との事でした。すでに最上階の1室を含めた6割が売約済みとの事です。
到着早々、躯体工事を行っている5階床部分まで仮設EVで上がりました。年内には6階部分までの躯体工事が完了予定との事です。これから訪れる冬の時期に備え、現場の防護ネットは豪雪地域のルスツに対応した雪が中に入りにくいネットが張られ、雪対策も万全に行われていました。
併設する温泉施設とも地下部分で連結され、室内からセキュリティーにて行き来が可能になるとの事です。
工期が34ケ月にも及ぶ長く大規模な現場ですので、皆さん体調に気を付けて無事故で完成を迎えられるよう頑張って下さい。


倶知安電線共同溝
工事名称:蘭越ニセコ倶知安線防災安全B(交安)工事(電線共同溝)1工区(補正)
施工場所:虻田郡倶知安町
施工期間:H31.2.25~R1.10.30
現場担当者:三上 恭弘、土居 茂美

次は「倶知安電線共同溝」の現場です。
こちらは地上の電柱や上空の電線を地下の空間に収容する工事で、電線類を地中化することで街並みを美しくする事や、視界をさえぎる物をなくすことによって歩行者や自動車にとって安全な道路を作ることを目的としています。
現場は人通りや交通量が多いことから安全面での注意や、国際観光都市ニセコにふさわしく景観を重視した計画変更が多い事、埋設物が多い事など大変苦労が多いようでした。
訪問時には電線共同溝工の一部引き渡しが終了していましたが、決められた期限までに左折レーン拡幅工・インターロッキング(美しい景観を演出する舗装方法)撤去・再設置など終了させなければいけない箇所がまだまだ多く、体力的に大変な現場のようでした。
工事終了まで残り1ケ月、体調に気を付けて無事故で迎えられるよう頑張って下さい。


ヤマケイ新築
工事名称:(仮称)YAMAKEI PROJECT新築工事
施工場所:虻田郡倶知安町
施工期間:H31.04.01~R2.12.20
現場担当者:三品 雄起、栗田 圭、嶋木富士男、中野 雄太

3つ目の現場は「ヤマケイ新築」現場です。先ほどの共同溝現場からすぐの場所で施工していました。
こちら地上4階建て(内2戸ロフト仕様)、全14室のコンドミニアムになります。ワンフロア2部屋から4部屋と1部屋ごとがゆったりとした造りとなっていて、各部屋温泉付きとなっております。
訪問時は1階床部分の基礎工事中で各箇所を歩かせて頂きながら説明を伺いました。こちらの土地は勾配が非常にきつい事や、施工箇所のすぐ裏側に川が流れている事から、盛土や水害を防ぐ堤防を築くなどの護岸工事が多く、この日も川の水をポンプで汲み上げヒューム管を設置する工事が行われていました。建築の現場ですが、まるで土木工事みたいですとおっしゃっていましたが、お話を伺うと本当に納得でした。
これから寒くなってきます。雪が多い場所ですので大変だと思いますが、体調に気を付けて無事故で完成を迎えられるよう頑張って下さい。


ニセコIホテル
工事名称:Intuition Hotel 新築工事
施工場所:虻田郡倶知安町
施工期間:H31.4.1~R2.11.30
現場担当者:松本 昌輝、西本 和正、鈴木 康広、中垣 鉄馬

本日4つ目の現場は「ニセコIホテル」です。こちらは以前土木事業部で造成工事を行った場所に建設されています。先ほどのヤマケイ新築現場からもすぐ近く、施工場所が一点に集中しているのがよく分かります。
こちらは地上6階建て、全43室のコンドミニアムで、新国立競技場を設計した世界的にも有名な隈研吾さんのお弟子さんが設計されたそうです。外壁は全体に網を張ったような変わったデザインとなっており、現場の方たちも完成が楽しみですとの事でした。
1階に大浴場がありますが、6階部分の2部屋のみ5階と繋がり2階建て仕様なっていてテラスに温泉がついているとの事です。
訪問時は温泉のお湯を溜める温泉機械棟がすでに完成しており、Iホテルと奥にある別荘地にもこちらから温泉を送るとの事でした。
鉄骨造りのため骨組みの完成が早く年内には全体の骨組みが完成予定との事です。
来年11月の竣工まで無事故で迎えられるよう体調に気を付けて引き続き頑張って下さい。


L邸新築
工事名称:LEE RESIDENCE 新築工事
施工場所:虻田郡倶知安町
施工期間:R1.9.1~R2.11.30
現場担当者:福井 良成

次は予定にはなかったのですが、Iホテルの現場にいた福井さんが担当する「L邸新築」現場がすぐ近くで着工したとの事で、急遽松本さんに案内して頂き現場に向かいました。
こちらは建築家・隈研吾さん監修の個人邸別荘になります。まだ工事に着手したばかりで現場は伐採を行っている段階でした。
周りに建てられたお洒落な別荘を見ながら完成予想図を拝見させて頂き、完成が大変楽しみになりました。完成予定は来年11月の予定との事です。
竣工まで無事故・無災害で迎えられるよう体調に気を付けて頑張って下さい。


新幹線後志トンネル
工事名称:北海道新幹線、後志トンネル(北上沢)他
施工場所:余市郡赤井川村
施工期間:H27.10.27~R3.8.26
現場担当者:川津 龍司

本日最後の現場は特定建設JV工事の「新幹線後志トンネル」です。
こちらは北海道新幹線延伸工事における総延長17990mの後志トンネルのうち北上沢工区のトンネル工4600m及び斜杭465mを施工する工事です。
到着早々、これまでに見たことのない現場事務所の大きさにびっくりしました。聞くと宿舎も兼ねており技術職員が13名、事務担当で女性も1名いらっしゃいました。女性用にバス・トイレ付の個室を設けているそうです。
現場は全国から作業員が集まり、現在トンネルの工事のみで40名弱の作業員がおり、ダンプも10台前後が稼働しているとの事です。
まず現場事務所にて西松建設の梅田所長に工事概要などを説明して頂き、防塵マスクと安全帯を持って川津さんと現場へ移動しました。
トンネル内では車両の発進・方向転換時はクラクションを鳴らし周囲に注意を促すなど安全対策が徹底しており、現場訪問前日も安全ルールの再チェックを1時間行ったそうです。
現在工事は57%、2650mまで進んでいて、この日は車で2kmほどトンネル内を進み、その後1kmほど歩いて現場の説明を受けたのですが、薄暗い中、足元は泥で大変滑りやすく、湿度が65%~75%ある中で防塵マスク・ヘルメットを着用して歩くだけで汗だくになりました。
体力的に大変な現場だと思いますが、まだまだ長い現場ですので体調に気を付けて無事故・無災害で竣工を迎えられるよう頑張って下さい。