中山社長の現場視察 No.84 平取改良→根志越遊水池掘削

中山社長の現場視察 No.84 平取改良→根志越遊水池掘削

平成25年10月28日秋晴れの中、中山社長の現場訪問が行われました。
今回の訪問は、「平取改良」と「根志越遊水地掘削」の2現場です。現場も最盛期を迎え、忙しい中応対してくれた各現場担当の皆さま、ありがとうございました。

 

平取改良
工事名称:一般国道237号 平取町 岩知志改良外一連工事
施工場所:沙流郡平取町
施工期間:H25.5.16-H26.3.28
現場担当者:小林 康人、丹波 友介

最初の訪問先は、平取改良です。国道237号線沿いの地すべり対策を目的とした工事で、当社は抑止杭の施工を担当しています。「蛇紋」と呼ばれる固い岩盤を、「硬質岩盤用トリコンビット」という特殊なビットを使い削孔していき、その後11~26.5mの鋼管杭を、千鳥配列で1mおきに111本建て込みをしていきます。硬質岩盤ということもあり、建込みのペースは1日1本。現在43本の建込みを終了しているそうです。
ジョイントを組んでいる笹田組さんからは、一昨年まで当社社員だった藤元健一さんが派遣されており、社長との久しぶりの再会を喜んでいました。
これから冬期の施工に入ります。現場周辺は毎年30㎝ほどの積雪だそうで、札幌周辺と比べると少ないですが、それでも寒さなど大変な事も多いと思います。体調などに気をつけて、無事に竣工を迎えてください。

 


 

根志越遊水池掘削
工事名称:石狩川改修工事の内 根志越地区遊水地下流部掘削工事
施工場所:千歳市
施工期間:H25.7.5-H26.3.20
現場担当者:政田 博康

2番目の訪問先は、根志越遊水地掘削です。千歳川洪水時に水位上昇を抑え、被害軽減を図るため、遊水地を各所に整備する治水対策の工事です。この根志越地区の他にも4つの整備地区があり、当社も根志越以外の地区に、周囲堤、囲ぎょう堤、排水門など5つの関連現場を施工しています。
全体で約240,000m3を掘削し、現在約48,000m3の置土が完了しています。この掘削土は攪拌し、築堤盛土として使用するそうです。昨今の現場資材・機材不足のあおりを受けて、当初は鉄板・ダンプの手配がなかなか出来ず、更に事務所備品のリース品までが不足し、そのやりくりに大変苦労したそうです。
これから冬期施工を迎え、特に降雪時など広大な現場での掘削工事は大変かと思いますが、体調などに気をつけて、無事に竣工を迎えてください。