中山社長の現場視察 No.77 シューパロダム管理棟~川端注水工~東の里周囲堤~北広島道営住宅B-1~北広島消防署

中山社長の現場視察 No.77 シューパロダム管理棟~川端注水工~東の里周囲堤~北広島道営住宅B-1~北広島消防署

平成25年7月29日、不安定な天候の中、中山社長の現場訪問が行われました。「シューパロダム管理棟」「川端注水工」「東の里周囲堤」「北広島道営住宅B」「北広島消防署」の土木2現場、建築3現場を訪問され、初めて現場取材に同行させていただきました。
各現場の担当者の皆様、お忙しい中にも関わらず丁寧に説明していただき、ありがとうございました。

(総務部 小倉 美帆)

シューパロダム管理棟
工事名称:夕張シューパロダム管理棟新築工事
施工場所:夕張市南部遠幌町
施工期間:H24.9.5-H25.8.30
現場担当者:高橋 伸行、金田一 由雄

まず始めに向かったのは、夕張のシューパロダム敷地内に建設されているシューパロダム管理棟です。
管理棟は広大なシューパロダムを見渡す高台に造られており、1Fは資料室、2Fは事務室・宿舎、そして屋上という構造で、1F・2Fは吹き抜けとなり、見学者は室内からもダムが一望できるそうです。
車庫部分はすでに内装・外装全て工事が終了していました。当日は管理棟地下部分からダムへ続く監査廊という廊下のトンネルを繋げる工事が行われていて、土木の本多さんともお会いする事ができ、建築と土木の方が一緒に作業する珍しい現場に居合わす事ができました。
このトンネルから水の管やダムを管理するケーブルが運ばれるそうです。管理棟からは雄大なシューパロダム、そしてダムの完成とともに水没してしまう三弦橋(日本とドイツにしかない石炭を取る為に使われていた鉄橋)を見る事ができ、感動のまま現場を後にしました。皆さん体調管理には十分注意し無事竣工を迎えるよう頑張って下さい。

 


 

川端注水工
工事名称:道央用水(三期)地区 道央注水工JR横断工区外一連工事
施工場所:夕張郡由仁町
施工期間:H25.3.2-H26.2.25
現場担当者:中塚 仁孝、松田 勝則、高橋 景亮

次に向かったのは先ほどの現場から30分程の川端注水工の現場です。
こちらの工事は農業用水路を設置するための工事で、完成すると既存用水路と合わせ2本の用水路が確保され、近隣の農家の方たちに安定した水を供給できるようになります。訪問時は用水路のスタート部分である発進立坑部分の掘削工事が行われていました。現場は国道274号線とJR石勝線を横断するため、13メートルの深さまで掘り下げての作業となるのですが、現場の地盤はコンクリートと同じくらい固い岩盤のため、全ての掘削工事が終了するには非常に時間が掛かるのではないかとの事でした。掘削工事はまだ始まったばかりで発進立坑については全体の15%程進んだところだそうです。
現場は民家や畑に隣接しているため、舗装道路を20キロ規制にするなど周辺住民への配慮も徹底されていました。またこちらでは4月入社の高橋さんの頑張っている姿を見る事ができ、社長も安心した様子で声を掛けていました。
暑い中大変だと思いますが熱中症等には十分注意して頑張って下さい。

 


 

東の里周囲堤
工事名称:石狩川改修工事の内 東の里地区遊水地周囲堤工事
施工場所:北広島市東の里
施工期間:H25.3.29-H26.1.14
現場担当者:佐藤 浩喜、中川 英治、松永 諒太

3つ目の現場は東の里周囲堤です。現場に向かうにつれ雨脚が激しくなり工事が中断されていたため、残念ながら現場を見る事は出来ませんでした。
こちらの工事は、千歳川流域の洪水時の急激な河川水位上昇を抑える目的に造られた遊水地周囲の堤防部分を造る工事です。訪問時は堤防部分に盛土を行っている段階との事でした。
現場は当初5人であたっていたそうですが現在は3人で頑張っており、また、工事の施工延長が長い事、軟弱地盤地帯での施工のため常に動態観測を行いながら盛土をしなければならないなど苦労が多いようでした。
皆さん体調を崩さないよう体調管理には十分注意し、天候に恵まれ作業が順調に進むことを祈っています。

現場事務所にて
左から中山社長、佐藤工事課長、中川主任、松永さん

 


 

北広島道営住宅B-1
工事名称:北広島市道営住宅新築工事(高台町団地B-1)
施工場所:北広島市高台町7丁目3-2
施工期間:H25.2.13-H26.3.25
現場担当者:堀田 貴志、阿部 浩之

次に向かったのは北広島道営住宅の現場です。こちらは2年前に当社で施工した道営住宅の正面に建設されており、地上5階建、2LDKが10戸、3LDKが10戸、全工区を合わせると51戸の建物になるそうです。
現場は当社が施工している工区と他工区が繋がり一つの建物になるため、工区間の調整が大変なようでした。また住宅街の中にあり、周辺には保育園・幼稚園・小学校もあるため、車の搬入ルートや速度、搬入時間も規制し、工程表も毎週近隣住民の皆さんへ配るなど周辺住民への配慮が徹底されていました。
近々幼稚園の園児たちが描いた絵を南側仮囲いに貼るそうです。現場は開発局や国交省の見学会が行われたり、札幌工業高校の生徒80名近くが見学に来るなど、見学者の対応にも追われているようでした。
この日はあいにくの天気でしたが、これまで天候にも恵まれ順調に工事が進んでおり4分の1の工事が終了したそうです。住宅街という事もあり引き続き安全には十分注意し、暑い中体調を崩さないよう頑張ってください。

 


 

北広島消防署
工事名称:消防署大曲出張所庁舎建設工事の内 建築主体工事
施工場所:北広島市大曲2-8
施工期間:H25.6.18-H26.3.4
現場担当者:塚田 大

最後の現場は先ほどの現場から10分ほどの距離にある、国道36号線に面した北広島消防署の現場です。
消防署という事で、消防車の高さや排気ガス装置の設置に合わせ、1Fの階高が5.2メートル、2Fは3.9メートルもあり、ホース乾燥塔(サイレン設備階)は19メートルの高さになるそうです。その為、建物内部でも足場を組んでの作業となるとの事でした。また外構工事でL型擁壁工や盛土工などの宅地造成工事があり、まるで土木現場にいるようですと塚田さんが話してくれました。まだまだ暑い日が続きます。体調には十分注意し頑張って下さい。