中山社長の現場視察 No.70 桜岱高架橋~北斗市焼却施設解体~新幹線函館車両基地

中山社長の現場視察 No.70 桜岱高架橋~北斗市焼却施設解体~新幹線函館車両基地

平成24年10月17日、社長が道南地区の現場を訪問されるということで函館営業所長の私が同行し、訪問レポートを書かなければならない事になってしまいました。現在、函館近郊では北海道新幹線関連の「桜岱高架橋」「新幹線函館車両基地」、北斗市発注の「焼却施設解体工事」が行われており、その3現場を訪問してきました。各現場の方々にはお忙しい中、丁寧に説明していただきました。ありとうございました。

(函館営業所長 柴田 洋)

桜岱高架橋
工事名称:桜岱高架橋
施工場所:北斗市
施工期間:2011/01/25~2013/06/24
現場担当者:小林 康人、阿部 敬弘

 最初に訪問した桜岱高架橋の現場は、新幹線が走る高架橋(施工延長:約1.8km)を築造する工事で、昨年に引き続きの訪問です。昨年もお世話になった小林さんに加え、今年は阿部さんも加わり、パワフルに工事が進められていました。 昨年の訪問時は、まだ『畑の真ん中を掘っている。』 と言う感じでしたが、現在は進捗率も約80%と、高架橋もかなり立ち上がってきており、平成27年度に新幹線が開業する事が実感できる現場の風景でした。ただ、これから冬を迎える中での型枠・鉄筋工の職人不足や、軌道・電気工事等の別途発注工事との調整や変更工事など、まだまだ、厳しい現場管理が続くとの事でした。

 


 

北斗市焼却施設解体
工事名称:館野地区旧焼却施設解体工事事
施工場所:北斗市
施工期間:2012/07/21~2013/02/20
現場担当者:浦 勉、松田 勝則

次に訪問した北斗市焼却施設解体の現場は、当社が以前より取り組んでいる環境ビジネスの一つ、『ダイオキシンの除染』の関連工事の焼却施設解体工事です。環境関連に精通している浦さんと、その後継者?の松田さんが現場を担当しています。
工事は、建屋及び煙突を密閉し、建屋内部や煙突・焼却炉の内部を洗浄・除染した後に、全て解体するもので、当日は内部を除染中だった為、建屋内には入れませんでした。 工期は来年2月20日ですが、解体した廃材のダイオキシン濃度が基準値以下でなければ現場外に搬出できない事と、その濃度測定に時間を要する為、年内に全ての解体を終了させなければならないので、雪は降って欲しくないと、話してました。

 


 

新幹線函館車両基地
工事名称:北海道新幹線、函館総合車両基地仕業交番検査坑他
施工場所:北斗市
施工期間:2012/03/15~2016/09/22
現場担当者:山口 敬二、佐藤 勇

最後に訪問したのは、桜岱高架橋の現場同様に、昨年もお世話になった新幹線車両基地の現場で、担当は山口さんと佐藤勇さんです。厳密に言うと、この工事は同じJVで受注した『2件目』の新幹線車両基地の土木工事で、1件目は今年8月に竣工しています。
この現場は、1件目の工事が新幹線関連工事の中でも早い時期に着工した工事現場のためか、周辺自治体や団体、学校等の現場見学が非常に多く、平均すると3回/週のペースであるため、天候に関係なく現場見学・説明が出来るようにと、見学用の足場の上にユニットハウスを設置したそうです。
工事の方は、こちらも桜岱高架橋の現場同様、型枠・鉄筋工の職人不足や、軌道・電気工事及び車両基地の建築工事等の別途発注工事との調整や変更工事などで、かなり難儀されてるようで、雪の中での工事も覚悟しているようです。