中山社長の現場視察 No.59 増毛改良・留萌大和田トンネル・産化美唄川河岸保護・美唄川河岸保護・第一幹川右岸築堤・第一幹川左岸築堤・今樋門改築

中山社長の現場視察 No.59 増毛改良・留萌大和田トンネル・産化美唄川河岸保護・美唄川河岸保護・第一幹川右岸築堤・第一幹川左岸築堤・今樋門改築

平成23年11月18日、中山社長の現場訪問が行われました。「増毛改良」、「留萌大和田トンネル」、「産化美唄川河岸保護」、「美唄川河岸保護」、「第一幹川右岸築堤」、「第一幹川左岸築堤」、「今樋門改築」の7現場を訪問され、社長に同行させていただきました。
現場担当者18名の方に会うことができ、皆さんしっかりと頑張っている様子に社長も安心されたようでした。各現場担当者の皆様、お忙しい中にも関わらず丁寧に説明していただき、ご協力ありがとうございました。

(営業事務部 本庄)

増毛改良
工事名称:一般国道231号 増毛町 日方岬改良工事
施工場所:増毛郡増毛町
施工期間:2011/07/08~2012/03/15
現場担当者:中川 貴昭、逵 道信(石山組・所長)

まず会社から100km程の増毛町の現場に行きました。こちらの現場は札幌を起点に石狩市、増毛町を経由して留萌市に至る国道231号線の斜面災害に対する長期的な安全確保を目的にした法面対策工事です。先に事務所に寄り石山組の所長様に挨拶をしてから、中川さんの案内で現場へ向かいました。 まず現場に到着し急な斜面に設置された長い足場に圧倒されました。この日の作業内容は軟岩掘削作業とのことですが、強風で中川さんの説明の声も聞きとりにくいほどでした。作業指示は無線を使うなど工夫しているそうです。
毎日のように非常に風が強く、法面での工事であり、災害が起きると大きな災害になる可能性が高いので、日々の安全管理には苦労されているそうです。大変条件の厳しい工事のようですが、無事に竣工を迎えられるようにお願いいたします。

 


 

留萌大和田トンネル
工事名称:深川留萌自動車道 留萌市 大和田トンネル工事
施工場所:留萌市
施工期間:2010/11/05~2012/06/15
現場担当者:主任技術者 岡本 智樹(中山)、工事主任 小田桐 健(中山)、統括所長 海老子川 啓(ハザマ)、現場代理人・監理技術者 佐藤 正(ハザマ)、工事課長 太田 学(ハザマ)、工事係 中西 大介(ハザマ)、工事係 佐藤 正明(ハザマ)、事務員 池田 起子

この工事は、現在建設が進められている高規格幹線道路 深川留萌自動車道 留萌幌糠IC~留萌IC(仮称)約13kmの区間のうち、大和田トンネル(延長L=722.0m)を構築するもので、掘削工法はNATM工法(機械掘削)です。
まずは事務所でハザマの所長様や職員の方にお会いし、その後岡本さん、小田桐さんの案内でトンネル内部を視察しました。訪問前日に貫通式を終え、この日の作業は覆工コンクリート打設とのことでした。完成は来年6月15日の予定、この区間は来年度開通予定です。
こちらの工事の特徴として、土被りが約2mしかない箇所や地すべり区間を掘削するため、掘削補助工法や押え盛土の施工を行ったそうです。社長はトンネル工事の現場に入るのは久しぶりとのことでした。そして女人禁制の迷信もあるトンネル工事に貫通後ということもあり私も入れていただきました。まだ工期の終わりまで長いですが、体調に気を付けて頑張ってください。

 


 

産化美唄川河岸保護工事
工事名称:石狩川改修工事の内 産化美唄川河岸保護工事
施工場所:美唄市
施工期間:2011/09/16~2012/03/02
現場担当者:荒 好輝、築田 哲雄、前田 勇己

この2、3日でかなり積雪があった空知地方の現場に移動してきました。この工事は、産化美唄川の水流によって起きる堤防の洗くつ等を防ぐための河岸保護を目的とした護岸工事です。
この日の作業は護岸ブロックの基礎部であるコンクリートブロックを、スーパーロング・バックホウ(クレーン仕様)という作業半径の大きい種類の重機を使用して布設する作業を行っていました。
苦労している点は、この現場の特徴もあわせ現場内作業箇所の全体が地盤として軟弱な泥炭・粘性土なため、汎用性がなく扱いづらい上、重量のあるクレーンを使用する際や掘削作業時には崩壊する危険もあるため、地山の状態を常に注意しているそうです。
担当の方の説明では、川の工事で一番気をつけなければならないのが、川を汚さないこと。川を汚さないように作業を行っていき、作業が終わるときも川がきれいであることは絶対だそうです。
地盤の特徴により矢板が既定の深さまでなかなか入らず、厳しい工事のようでしたが、これからも頑張っていただきたいと思います。

 


 

美唄川河岸保護工事
工事名称:石狩川改修工事の内 美唄川河岸保護工事
施工場所:美唄市
施工期間:2011/09/10~2012/03/19
現場担当者:佐藤 朋雄、廣木 亜央、竹内 鑑人

こちらは産化美唄川の現場から車で10分ほどの距離にあります。美唄川の低水護岸を施工しています。近くなのですが、地盤の特徴は少し違うそうですし、川幅は広いようでした。
この日の作業は笠コンクリートブロック中詰めコンクリート打設とハット型鋼矢板打設です。こちらの現場で苦労しているところは、雨が降ると比較的早い時間に水位が上昇し始めるために、天候と水位の監視をこまめに行ないながら施工していることだそうです。
また、これから10,300 m2程度の護岸ブロックを2月までに終わらせなければならないので工程も厳しいものがあるとのことですが、これからも安全管理や体調に気を付けてよろしくお願い致します。

 


 

第一幹川右岸築堤・第一幹川左岸築堤・今樋門改築
次に訪問したのは、岩見沢市北村の第一幹川右岸・左岸・今樋門の合同事務所です。
3現場の担当職員10名の方が勤務されております。このように3現場合同事務所というのは珍しく、職員数が多いためか活気がある様子で、この日は9名の方が社長の到着を迎えてくれました。工事場所も隣接しているため打合せもスムーズに行えるようです。担当者の方には工事概要や特徴を詳しく教えていただき、ご協力ありがとうございました。

 


 

第一幹川右岸築堤
工事名称:石狩川改修工事の内 第一幹川右岸築堤工事
施工場所:岩見沢市
施工期間:2011/09/16~2012/03/19
現場担当者:畠中 克則、川津 龍司、木村 満岐夫

この工事は岩見沢市を流れる第一幹川の築堤工事です。出水時・洪水時の堤防補強を目的とし、盛土工598m、地盤改良工700mに及び施工します。
取材当日は、約15km離れた美唄市中村から施工現場内に土砂を運搬し、築堤盛土を行っていました。地盤改良工は、改良マシンの組立を行い、11月末からの本施工に向けての機械整備を行っているところです。
現場では、写真を見てわかるとおり、11月での30㎝に及ぶ積雪を観測し、除雪作業が例年より早く発生していて、思うように工事が進まず苦労しているとのことです。

右岸築堤 現場の様子

 


 

第一幹川左岸築堤
工事名称:石狩川改修工事の内 第一幹川左岸築堤工事
施工場所:岩見沢市
施工期間:2011/09/27~2012/03/19
現場担当者:今野 崇志、田中 勝典、田畠 雄一郎、阿部 敬弘

こちらは右岸築堤の対岸で、工事内容は、築堤盛土工 V=5100 m3、地盤改良工 N=1358本、発生土処理工 V=9000 m3です。
この日の作業内容は、築堤盛土、施工機械組立です。
現場で苦労している点は、ここの地域は雪が多く風も強いので、すぐ視界不良となり築堤盛土の作業がやりにくいことだそうです。またダンプ運搬がメインとなるので、第三者災害、交通事故等にも十分配慮しなければならない点、送電線が現場内にあるのでライフライン事故が起こらないよう配慮しているそうです。

左岸築堤 現場の様子

 


 

今樋門改築
工事名称:石狩川改修工事の内 今樋門改築外工事
施工場所:岩見沢市
施工期間:2011/09/27~2012/03/19
現場担当者:小笠原 智、上村 法政、丹波 友介

この工事は、右岸築堤下流の対岸で、施工箇所が今樋門・叶橋樋門・築堤と3箇所に分かれており、各工事内容は、【今樋門改築】本体コンクリート V=327m3、地盤改良工 N=251本、【叶橋樋門】旧樋門撤去 V=270m3、【築堤】地盤改良工 CI-CMC工法N=464本、SMM-Dy工法 N=175本です。
訪問時の作業内容は、【叶橋樋門】樋門本体 掘削工です。こちらの現場は、工事内容・工種が多岐にわたり、施工箇所も3箇所に分かれているため、他業者との打合せや工程が非常に厳しいので、工程管理に苦労しているそうです。

今樋門改築 現場の様子